2023年ももう終わり。
どんな1年でしたでしょうか。
FXは勝てば良しですが、どういう立ち回りが良かったのか、今年の相場を振り返っていきたいと思います。
年足のチャートがなかったので、まずは月足で。
この月足を見て年足を想像ができますでしょうか。
拡大すると・・・
12本のローソクで、年足一本を想像します。
普段為替と向き合っているあなたなら簡単だと思います。
今年の12か月分を1本のローソクを描くと・・・
こうですね。
前年もローソクを脳内変換すると、陽線の連続です。
日足で見ると赤のラインから右側が2023年です。
後半2か月は戻したものの大きく上昇した1年でした。
トレードスタイルはそれぞれですが、極端な話、1月の頭に買っていれば今まで放置でもプラスという結果です。
そういったトレードの方もいらっしゃるとは思いますが、私はデイトレ勢なので、デイトレ目線で見た日足を振り返ってみたいと思います。
デイトレで重要なのは目線かなと思います。
もちろん基本は上にも下にもいくことを想定しているのだけれど、どちらの方向性の方が勢いがあるのか。
プライマリートレンドの方向、目線の切り替えはいつがポイントだったのか。
見方も人それぞれですが、ダウ理論で見る、水平線やゾーンで見る、MAで見る、エリオット波動といったところがメジャーでしょうか。
私もこのメジャーは意識しています。
ダウ理論で見たドル円2023年日足
安値・高値を切り上げていますね。
そしてこれだけ下降してきた11月・12月をもってしてもまだ日足レベルでは上昇トレンドが崩れていないとも取れます。
MAや水平線・ゾーンで見たドル円2023年日足
水平線・ゾーンとMAが重なっていたのでまとめました。
緑の太いMAは200MAです。200MAはMAの中でも使っている人が多いのではないでしょうか。「多くの人が見ている=意識される」というものですが、200MAにしっかりと反応しています。
12月25日現在、直近の値でも200MAに当たって意識されていますが、
2月ぐらいと、3月ぐらいに、200MAに2回止められています。
また、この時の200MAはほぼ水平に近い角度で、このあたりに水平線も引けそうですよね。
200MAより下が売りゾーン、上が買いゾーンなんて見方もありますが、今回はちょっとチャートパターンに着目してみました。
200MAの下で、右側が切りあがっているWボトムを形成し、200MAを抜けたら、一旦200MAを試しに値が落ちてきてから上昇しています。
200MAがまさに、Wボトムのネックラインであり、サポート・レジスタンスになっているラインとなっています。
また、このサポレジラインでもWボトムを作って、上昇していますね。
200MAに触れていないのが難しい点であり、三尊とも見れる場所なので、売りと買いの思惑がまさにぶつかっていた場所だろうと思います。
このポイント、4時間足レベルですとダウも切り下がってきたようにも見えて、本当に難しいですね。
こういう難しい場所は、戦わないか、逆の可能性を頭に入れておいてダメだと思ったら即撤退。微益でも微損でも大きな傷を受けなければ、また戦えるのです。
直近の抵抗帯
水平線ついでに直近の抵抗帯も見ておくと、11月に上昇から下降に切り替わったポイントは、去年の最高値ラインが意識されていたことがわかります。
また、今現在ですが、これまた200MAと何回も意識されて値が止められているレジサポラインでもあるのです。
しっかりと止められて反発するのか、下抜けして更に円高方向に動くのか。
それはこの年末までの間なのか、はたまた新年か。
何にしろ難しいポイントであることは間違いありません。
ポイントは、トレードしないか、トレードするなら常に逆の方向の可能性も意識するということです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
あなたのトレードライフが来年も良いものとなりますように!