毒親育ちが生きづらさを減らして楽に生きる！毒親育ちの生きなおし【福岡、オンライン】うえのゆり

 ​あなたは子どもの頃
「お母さんが嫌いなあの人。私も嫌い」って
感じたこと、ありませんでしたか？



子どもは親との境界が薄いので
受け取った親の感情をそのまま
自分の感情にしてしまうことはよくあります。



親が学校の先生の悪口を言っていたら
子どもも、その先生のことが嫌いになるとか
よく聞く話ですね。

私も子どもの頃、同じような経験があります。



小学校１，２年生の頃かな？
おばあちゃんが嫌いなご近所さん。
私は関わったこともないのに、そのご近所さんが嫌いでした。
しかも、そのご近所さんに謎にムカついていたので
学校の行き帰りに
そのご近所さん所有の田んぼに石をけりいれるという
迷惑行為を繰り広げていました。



砂利のような小さな小石から
１０センチくらいあるでっかい石も
ぼちゃんぼちゃん蹴り入れてたんです。



踏んだら痛いだろうし
農機具に傷がついたりするから
やっちゃいかんのですよ。
石に根がぶつかったら、発育も悪くなるしね。



そもそも人の家や土地に
石を投げるようなことをしてはいけない
という大前提(笑)



子どもの頃の私はそっくりそのまま
おばあちゃんの「嫌い」の感情を受け継いで
知りもしない人に嫌がらせをしていたんですね。



まさに「親の感情をそのまま受け取って
自分のものにしていた」んです。

それ、本当に私の気持ち？見極める方法

「自分の感情」か「引き継いできた感情」か
見分けるのは、最初は難しいのですが
自分と何の関係もない人に対して
怒りが湧いてきたときに
「なんで私、こんなに怒ってるの？」
って、自分に問いかけてみることをやっていくと
わかるようになってきます。



大事なのは、自己理解と自己受容。



自分が禁止しているマイルールが見つかることもありますし
なぜ怒っているかわからないときもあります。



そういうときって、お母さんや家族が
嫌いだった人に似ている。
怒っていた人に似ている。
なんてこともあります。



親から引き継いできた感情。
本来、自分のものではないので
「え、この感情、私感じてなくない？」
「この感情、私のじゃない」って
はっと気づくこともあります。



私も境界が薄く育ってきたので
大人になって、やりなおしていくうちに
「この感情、私のものじゃない」って
何度も気づきました。



おばあちゃんが怒っている人に、私は怒ってない。
（むしろ、何の興味もない）
お母さんが嫌いな人も、私は嫌いじゃない。
（むしろ好き）



それでいいんです。



私はグレープフルーツが好きだけど、お母さんは嫌い。
私は猫が好きだけど、おばあちゃんは犬が好き。



好きなものが一致してなくても
嫌いなものが同じじゃなくても
家族であることには、変わりない。



その違いで、ひどく攻撃したり
バカにするようなことがあれば
それは攻撃する人の問題であり
あなたには何も問題はないんです。



あなたの感情は、あなたのもの。
お母さんの感情は、お母さんのもの。



わけて考えていいし
引き継いできた必要のない感情は
お母さんに返していきましょう。



あなたはあなたの気持ちを
大切に感じていくことが
「自分らしさ」を作っていきます。

ということで、まとめです。
・子どもは自他の境界が薄いので
親の感情をそのままに受け取って
自分のものにしてしまうことがある


・大人になっても「親の感情をそのまま受け取って
自分のものにしている」ことはある。


・「自分の感情」か「引き継いできた感情」か見分ける方法は
自分と何の関係もない人に対して
怒りが湧いてきたときに
「なんで私、こんなに怒ってるの？」と
自分に問いかけてみること。


・引き継いできた必要のない感情はお母さんに返して
自分の気持ちを大切に感じていくことが
「自分らしさ」を作っていく。

でした。



誰しも、家族の感情を引きついでくることはあります。
大人になった時に、それを自分のものじゃないと
切り離すことができるかどうか。が大事です。



考えてみてくださいね＾＾​