飽きもせずまたCrystal E-Gかよ、という感じかもしれないが、とりあえず今回の仮想アース祭りについてはひとまずこれが最後のつもりです笑。ジョンがる隊長の熱意溢れる説明にうたれて衝動買いしたCrystal E-Gだが、実はその時、交換用のアースケーブルClone1Rの説明も一緒に聞いてこれも購入してしまっていた。こっちの方も使ってみたくてずっとうずうずはしていたのだが、付属のケーブルだけでもいろいろすることがあってなかなかここまで辿り着くことができずにいて、今回やっと試す時間が取れたという次第。今日の試聴盤はジュリーニ/コンセルトヘボウのドボルザーク8番で、まずは以前と同じようにCrystal E-Gのケーブルを付属のRCAタイプに戻してSA-12OSEのデジタルアウトに接続して聴く。比較的ゆったりとしたテンポで紡ぎ出されるホールの音響も適度に含んだコンセルトヘボウの弦の精緻かつ厚みのある響きが美しく響く。多少音量を上げたフォルテッシモでも決してうるさくならないためについボリュームを上げがちになってしまう。ひと通り聴き終わったところで同様の接続をClone1Rに変更して試聴。はじめは全体的になんかもやもやしした音像で、低音弦の押し出しだけが妙に強い印象が気になったが、しばらく我慢して聴いているとど3楽章あたりでんどんもやが晴れていって全体の見通しが出てくると同時にそれぞれの楽器の描き分けが精細になってきて、4楽章になると低音弦の押し出し感はそのままにちゃんと制動が効いた響きが美しい。そこでもう一度曲の冒頭に戻って改めて聴いてみると、をを、いいね。弦の精細な表現に力強さが加わると共に、より拡がった音場に加えて奥行きが出てきて、豊かなホールの響きとオケの音楽がより臨場感を身に纏ってスピーカー奥の壁全体に展開する印象。これがこのケーブルの特徴かな。このあともいろいろ聴いてみてケーブルをどうするか考えることにしましょう。
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