カザルス ドヴォルザーク チェロ協奏曲 若き日のジョージ・セルの熱演 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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ドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴こうかな、と思いました。いつもならフルニエ/セル&ベルリンフィルかジャクリーヌ・デュ・プレの演奏の物を聴くことが多いのですが、今日は何か違った物をなどと思いYoutubeを見てみました。

カザルスの演奏した物なんてあるのかな?

カザルスと曲名を検索窓に入れて出てきたのがこの動画でした。

1937年録音。
なんと、ジョージ・セル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団。

1937年というとセルは40歳になる前後くらい、ですね。

この時代の録音、音はどうなんだろう?

聴き始めて少し驚きました。
オーケストラの音がきれいなのです。
80年以上前の録音にしては十分すぎるほどの音質です。

そしてカザルスの風格のある演奏。
しかし、セルの指揮もそれに一歩も位負けしていないと思わせます。
堂々としたオーケストラの運びがカザルスのソロを一段と引き立てているようです。

チェコフィルの音も独特です。なんとも言えない味わい。
1962年のフルニエとの演奏の時のベルリンフィルの現代的な音も素晴らしいのですが、カザルスとのこの録音のチェコフィルの音は、これぞドヴォルザーク、なのかもしれません。

なんだか、とても良い物を見つけた感じが。
今日は良い日かも(笑)


Amazonにこの演奏のCDがありました。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

パブロ・カザルスの芸術シリーズ第4弾。ジョージ・セル指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団他との共演による1937~1945年録音盤。ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」、エルガー「チェロ協奏曲」他、全3曲を収録。



YouTubeにカザルスのブラームス「ダブルコンチェルト」の音源もありました。
こちらは、ジャック・ティボーのバイオリン、カザルスのチェロ、そして指揮がアルフレッド・コルトーです。(歴史に残るカザルス三重奏団のメンバーですね。室内楽の時はピアノのコルトーが指揮を担当しています。)

1929年の録音すのでさすがに音質はちょっと時代を感じさせますが、この組み合わせの録音を聴けること自体が凄いことかも知れません。