昨日の記事をフェイスブックのクラシック音楽関係のグループに投稿したところ、ある方から「オーマンディとフィラデルフィアの全集も聴いてみてください。きっとビックリしますよ。」と言うコメントを頂きました。
そう言えばユージン・オーマンディのベートーヴェンは聴いた記憶がありません。あれほど有名な指揮者とオーケストラ、何だか不思議な気がするくらいです。
そう思いながら自分のiTunesのライブラリーでOrmandy:フィラデルフィア管弦楽団の所にある曲を見てみると・・・
サン・サーンス、ムソルグスキー、シベリウス、プロコフィエフ、レスピーギ・・・
なるほど、所謂ドイツ音楽の演奏が一つもありません。う~ん。
まあ、前から偏っているとは思っていたのですが(笑)
と言うわけでiTunesのストアでOrmandy、フィラデルフィア管弦楽団を検索、中からベートーヴェンの・・・
と見るとここもコンチェルトはたくさんある物のベートーヴェンの交響曲は少なく、取りあえず見つけた交響曲第7番を購入。
聴いてみるとなかなか良い演奏です。フィラデルフィアの音はさすがですし、流れが良くアゴーギクも自然。見事にバランスのとれたベートーヴェン。
続けてAmazon Music Unlimitedで検索、こちらも同じような感じでしたが交響曲5番とシューベルトの未完成を聴きました。(これはモノラルと記載されていましたので古い録音のようです。)これもまたどちらもなかなか素敵な演奏です。
やはりこれはベートーヴェンの交響曲全集を買うべきかもしれません。(もう少し悩もうかな(笑))
そんなことを思いながら、この人のブラームスも聴いてみたいな、と思いました。
それでYoutubeの音源を。
これまた、あたり、です。
本当に滑らかな演奏。素晴らしいオーケストラの響き。
これ以上バランスのとれた演奏があるだろうか、と言うくらい自然に聴けるブラームスです。
本当にこの指揮者とこのオーケストラが何故評価されないのか不思議。
美しく、流れが良く、自然でバランスがとれていて。
精神性とかあくの強さを求めたら不満を感じる人も居るのかも知れませんが、
こんなに形の良いブラームスやこんなに整ったベートーヴェンを聴くのは久し振りのような気がします。
クラシック初心者の人に何を聴いたら良いと聞かれた時は迷わずオーマンディとフィラデルフィアの演奏を勧めよう。それが絶対にベストだと思います。