池上英洋著「残酷美術史: 西洋世界の裏面をよみとく」 美しいばかりでは無いキリスト教の世界 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

なんとなく購入してしまった本です。いやはや、凄まじい画像の数々。

西洋の裏面、と言うかキリスト教の暗黒史というか・・・

 

第一章 残酷な神話の世界

第二章 聖書の裏面

第三章 暗黒の中世

第四章 拷問と処刑

第五章 殺人と戦争

第六章 様々な残酷芸術

 

この六章からなり数多くの図版が収録されています。見応えは充分。ただし眠れなくなる可能性あり(笑)

 

何が正義かは分かりません。

でも一面の正義を信じ突き進んだ時、人間はどれだけ残酷になれるか。

 

真実は決して一つではない。

それだけは忘れたくない物です。

 

キリスト教が生んだ美術や音楽は素晴らしく美しい。

しかしその陰にあった物は・・・

 

真実は決して一つではない。

 

 

 

忘れたくない物です。

 

 

 

残酷美術史: 西洋世界の裏面をよみとく (ちくま学芸文庫)

西洋には残酷美術の名画が数多くある。なぜこれほど凄惨な場面がくりかえし描かれてきたのか?そこに人間のどんな欲望と残虐性を読みとることができるのか?神話・聖書の怖いエピソードから、魔女狩り、子殺し、ペスト、拷問、処刑などの歴史上の事件まで、図版200点以上を収録。人間の裏面を抉り出す、衝撃の美術史。(Amazon 商品の説明 より)