ピエール・ド・ラ・リュー 「レクイエム」 フランドル楽派の精緻なテクニックと暖かい響き | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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ピエール・ド・ラ・リュー 「レクイエム」ジェムズ・ウッド 新ロンドン室内合唱団

 

:現存する最古のレクイエムはオケゲム作曲の物ですが、ピエール・ド・ラ・リューの「レクイエム」はそれに続く作品です。

オケゲム レクイエム 15世紀フランドル音楽の静謐で深い響き

 

 

 

 

とても暖かな響きのレクイエムですね。素朴な中に結構複雑なリズムや構成もあり惹き込まれてしまいました。

ピエール・ド・ラ・リューはジョスカン・デ・プレとほぼ同時代の人でこの時代の西洋音楽をリードしたフランドル楽派の代表的な音楽家の一人でもあります。

 

「ピエール・ド・ラ=リュー(Pierre de La Rue, 1460年頃~1518年11月20日)はルネサンス音楽の作曲家。ジョスカン・デ・プレと同世代の作曲家で、アレクサンダー・アグリーコラやアントワーヌ・ブリュメル、ロイゼ・コンペール、イザーク、ヤーコプ・オブレヒト、ガスパル・ファン・ヴェールベケらと並んで、15世紀末から16世紀初頭にかけてネーデルラント楽派様式の指導力を担った一人。フラマン語名ペテレス・ファン・ストラーテン(Peteren van Straten)も伝えられている」(Wikipedia ピエール・ド・ラ=リュー より) フラマン語と言うのは「一般的にはベルギーで話されているオランダ語を指す」ようです。