新築 フロンさんの銀行融資Q&A

元某大手銀行で融資業務、貸出資産の自己査定等を行ないました。平成の終わりまで融資審査業務をしていました。私自身も大家さんです。コメントはFacebookで受け付けています。

不動産経営者は、賃貸経営に注力した方がいい

  不動産経営者で、複数の事業収入があるとよい、という人がいますが、銀行はどうとらえているでしょうか?  というご質問がありました。

読み進める前に、クリックして応援をお願いします‼️

 


不動産ランキング 

   結論から言いますと、複数の事業をやって、どれもこれもいい加減になるくらいなら、一つの事業にだけ集中していた方がよいです。

 

   不動産経営者であれば、賃貸経営だけに集中しましょう。民泊やホテル業などはサービス業であり、まったく別の事業です。

   

   どうしても新しく事業を始めたい、ということであれば、業種や業態によっては、許認可が必要な場合があるので注意しましょう。不動産経営者は、総じて、法令順守の認識が甘いところがあります。

 

(民間金融機関は、事業の許認可に対してチェックが甘く、政府系は非常に厳格です。)

 

   やり方についてですが、一つの法人で複数の事業をやるよりは、一つの法人に事業が一つ、のほうがよいでしょう。複数の事業があるならば、その分だけ法人を設立する方が、融資する側としてはありがたいです。(だからといって、隠したりしてはいけません)

 

   融資を受ける側にとっても、一つの法人で複数の事業だと都度、試算表など事業別の収支を銀行に提出する必要があり、面倒です。

 

   また、銀行は、業績の好調な事業に対して融資したいと思いますが、そうでない事業には融資したくありません。一つの法人で複数の事業があると、悪いところに資金流用されるのではないかと警戒します。

 

   人間は、一つのことに集中できますが、他は疎かになりがちです。足を引っ張られるくらいなら、始めからやらない方がましです。

 

いつも応援ありがとうございます。 


不動産ランキング

クリックしてランキングを確認

していただけると励みになります。