「休暇村への旅綴り」は久しぶりの更新になりました。
永年、詣でてみたいと念じていた秩父・三峯神社です。
足がかりのお宿として「休暇村奥武蔵」を選びました。
西武秩父線吾野駅
休暇村奥武蔵は埼玉県の西部地方にあって、
飯能、秩父方面へのハイキングの拠点です。
なかなかの山間にこじんまりとありました。
特急レッドアローが通過しました
駅前の土産屋さん、奥には食堂もあります
西武鉄道の池袋駅から急行で飯能駅まで行き、
西武秩父線に乗り換えて吾野駅で降りました。
駅前の広場からの眺め
迎えの車に乗って10分ほどで村に着きました。
休暇村は国立公園の中にあるのが「売り」ですが、
2018年4月にリニューアルオープンした「奥武蔵」
廻りに山景が迫り道路が敷地近くを走り車も多く、
これまで行った休暇村に比べ視界が広がっていません。
新築の「にしかわ館」は豪華バルコニー付きだという。
休暇村奥武蔵に着きました
三峯神社への休憩宿として私たちが選んだのは、
旧館の「あがの館」でした。5月に予約しました。
「松茸づくし」付きビュッヘプラン早割り予約で、
13,000円+税金10%で14,300円。
リニューアルオープンした「にしかわ館」
部屋に入る前に近くを一回り散策しました。
蛍が舞うという清流・高麗川ベリを歩くと、
大きくカーブした河原には巨石がゴロゴロ。
15号台風の豪雨で荒れた痕跡がありました。
橋を渡って行くと
散策路の奥には赤い鳥居の我野(あがの)神社がありました。
どのような謂れがあるか知りませんが珍しい名前ですね。
リニューアルしたお風呂は屋内、露天とも広くて、
清潔で気持ちよい。サウナもあって楽しめました。
夕食は「松茸ずくし」で土瓶蒸し、天ぷら、松茸ご飯。
ビュッヘもなかなかで、目の前でアユの塩焼きもあり、
食べ残った松茸ご飯は、おにぎりにしてもらいました。
翌日の三峯神社の境内で「ほうばり」ました。
松茸の香りが、かすかに口内に広がりました。
ところで――消費税10%の料金マインド?
休暇村の利用料が一気に上がった印象です。
14,000円の会席料理で宿泊すれば15,000円を超します。
アルコールを付ければ16,000円超になります。
それに最近は、スタンダードのビュッヘメニューより、
高額の会席料理中心のプランが多くなって、
「国民」が無くなり「休暇村」になってから、
高級旅館ホテル並の休養施設になっているようです。
この5月に回った近畿の5村――
竹野海岸、近江八幡、南紀勝浦、紀州加太、南淡路。
立地環境と言い、建物と言い、お風呂からの景観など、
星野リゾート以上の感がありました。
これまでは高齢者が気軽に行ける休暇村でした。
高価な会席料理もさることながら、
品数や、質、量を下げることなく、
スタンダード・ビュッヘプランの充実もお願いしたい者です。
<次回は、三峯神社への道>