「元農水次官息子刺殺事件」刺殺された長男の妹は 長男が原因で縁談が破談 自殺していた


妻は、長男の妹は兄が原因で縁談が破談となり、数年前に自殺したと証言。妻も昨年12月に自殺を試みたが未遂だった。
「長男のことを本当に一生懸命やってくれた。刑を軽くしてください。お願いします」。
被告は、妻が涙声で減刑を訴えると、思わず顔を伏せた。



なんともやるせない事件である。そして今度は娘の自殺まであきらかになった。

確かに、いくら元農水次官の娘だとしても、こんな兄がいては縁談は破談してしまうだろう。

しかし被告は元農水次官、官僚のトッブまで務めた人物である。このような方法でしか解決できなかったのか疑問が残る。





報道によると

●妻涙声で「刑を軽くしてください」元次官息子刺殺

東京都練馬区の自宅で長男熊沢英一郎さん(当時44)を刺殺したとして、殺人罪に問われた元農林水産事務次官熊沢英昭被告(76)の裁判員裁判の初公判が11日、東京地裁(中山大行裁判長)で開かれた。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は長男の家庭内暴力から殺害に至ったと指摘。妻宛てに書いた「これしか他に方法はないと思います」と長男殺害をほのめかしていた手紙も読み上げられた。


熊沢被告は黒いスーツに青色のネクタイ姿で出廷。罪状認否ははっきり応じたが、やつれた様子だった。

冒頭陳述によると、長男は中学時代にいじめを受け、母親に家庭内暴力を振るった。大学進学後は1人暮らしを始めたが、事件1週間前に実家に戻った。1人暮らししていた家のゴミをめぐり立腹し、被告に暴力を振るった。被告は長男を恐れ、妻と2階の寝室にこもった。検察側は事件直前、被告がインターネットで「殺人罪」や「量刑」を何度も検索した履歴があったとし、計画性を主張した。凶器の包丁は農水省の治水事業の記念品だった。

弁護側は長男が統合失調症やアスペルガー症候群と診断されていたと明かし「長年、必死で長男を支えていたが、暴行を受けて殺されると思い、とっさにやむを得ず刺してしまった」と主張した。

検察側は被告が事件前、原稿用紙に書いた妻宛ての手紙を読み上げた。「これしか他に方法はないと思います。死に場所を探します。見つかったら散骨してください。英一郎も散骨してください」。

証人尋問では弁護側証人として被告の妻が長男が中学2年~大学時代の7年間にわたり家庭内暴力を受けたと証言。被告が長男が住む家のゴミ出しをしたり、持病の薬を届けていたが、事件1週間前、被告が長男から激しい暴行を受けた。「(息子は)『殺すぞ』以外は言葉を発しなかった。本当に殺されると思いました」。

妻は、長男の妹は兄が原因で縁談が破談となり、数年前に自殺したと証言。妻も昨年12月に自殺を試みたが未遂だった。事件前に自殺未遂について被告に伝えると、原稿用紙の手紙を渡された。「長男のことを本当に一生懸命やってくれた。刑を軽くしてください。お願いします」。被告はギュッと目をつぶっていたが、妻が涙声で減刑を訴えると、思わず顔を伏せた。

事件後、被告が川崎市の私立カリタス小の児童ら20人殺傷事件に触れ「事件を知り、長男が人に危害を加えるかもしれないと思った」と供述したと報じられたが、公判では言及はなかった。【近藤由美子】

◆元農水次官息子刺殺事件 6月1日午後3時15分ごろ、熊沢被告は自宅で英一郎さんの首などを包丁で多数回突き刺し、失血死させた。英一郎さんは、いじめをきっかけに中学2年から不登校となり、家庭内暴力を始めた。10年以上前に実家を出たが、5月下旬から再び同居すると暴力が再開。熊沢被告は5月26日ごろ、妻に英一郎さんへの殺意を打ち明けていた。
 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村
気まぐれ日記ランキング にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村
人気ブログランキング