今日、2年半前に購入したサーフボードが委託販売で売れた。
手放すのに2年半も掛かってしまった。
このボードは2年半前の3月初旬に藤沢のショップで購入し愛知の自宅に発送を依頼、中国出張中の3/27に自宅に届いてた。
無事、帰国した晩の3/31に待ちきれず梱包から解いてワックスを塗り「早く乗りたいなぁ」と思いながら大事にケースにしまい、その翌日、倒れました。
まったく使用しないで手放すのは初めての経験。それもやっと手に入れた大好きで数十万もするものを・・・。
2カ月以上入院して車椅子で帰宅した時からガレージにあるこのボードが目に入ってた。それから嫁の運転で車で出かけるたびに目に入り、いつかはまた乗れるようになると思いながら励みにしていた時から、いつしか目障りだと思うようになった。
見ているだけで幸せになっていたものが目障りってどうなのって思うが物に罪はないが俺はそんなに心が広くない。
だから「目障りなものがなくなってせいせいした」と家族に言った。家族は「そうだよ、いつまでも見ていたって仕方ないよ!」と明るく言ってくれた。
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さみしいに決まっているじゃないか
先日、テレビのインタビューでパラ・テニス世界一の国枝選手が言っていた。
「障害受容はいつ出来たのかわからない、小学校の時に障害を負って車椅子になった。受傷後、小学校の時に見ていた夢はいつも自分の足で駆け回っていた。中学になって初めて夢で自分が車椅子に乗っているのに気付いた時に受容できたのかなと思った」と。
自分はまだ夢で車を自分で運転して砂浜を普通に歩いて波に乗っている。国枝選手の話とおりだと受容は出来ていない。けどボードを手放せたことは進歩だと思う。
この売れたボードを手に入れた人には心から楽しんでもらいたいと思う。新品同様、未使用のピカピカだかんね。
追伸:三浦春馬さんがサーフィンが趣味だと聞いて本当に残念に思った。波に乗れば嫌なことも忘れられるし年をとっても続けられるいい趣味なのに。