うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

明治時代を考えたい / 中国のIT産業

 ◆明治時代について調べる

 石光真清という明治時代の陸軍人の本が面白いと聞いたのでまとめて買った。

ja.wikipedia.org

 (実際は古本で買った)

 

 

 ◆女工と紡績工場

 野麦峠も名前は知っていたが、つい最近読み始めた。

 

あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史 (角川文庫)
 

 

 

 ◆日露戦争関係

 買ったはいいがまだ埋もれていた。

 ロシア側の史料に関する本で、翻訳者はジョージ・ケナンバクーニンなど古い本も日本語化しているようだった。

 

 

 ◆中国のIT産業について

 まとまった本を読んだことがなかったので最近急いで読んだ。

 中国ではアメリカのインターネット発展のすぐ後を追うように産業が成長しており、技術・普及度の双方で非常に高いレベルにある。

 歴史上、ほぼすべての国や政府は非民主的・圧政的であり、新しい技術や産業・文化がそこから生まれてきた(古代ギリシア、エジプト、インド、中国、アメリカ、欧州その他)。

 その事実に目をそらしては正しい現実認識はできないのではないか。

 ドイツやフランスから雇った学者が、明治時代の軍制や法律、機械工業の基礎をつくった。その間、この2国はアフリカや中国で狩りと称して現地人を射撃していた(※ 義和団事件に関する史料から引用)。

 

・テンセントなどの新興インターネット企業は、かつてチャイナモバイルなど国有通信事業者の圧力を受け、これをかわすというやり取りを繰り返してきた。

・ファーウェイ、テンセント、アリババいずれも民間企業であり、直接的な国家の統制や経営介入を受けているわけではない。中国の資本主義システムはそのようなマンガ的なものではない。

 ・『テンセント』の著者は中国在住の研究者だが、天安門事件や政治的要素に触れられない検閲の跡が明らかにみられる。しかし、そうした箇所以外は、アメリカでよく売れているIT・テック系の評伝とほぼ内容・質ともに変わらない。

 

 ネットカフェを中心に発展した中国のインターネット産業に関する記述を読んで、自分の10年前、20年前の生活と通じる点が非常に多いと気が付いた。

 

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