先日紹介した短歌の部屋、良い作品ばかりですが、特に好きなもう一作を紹介します。
これ以上載せると出版社からお咎めを受けそうなので、これで打ち止めです。
「木漏れ日に 通ひ路のあり ひっそりと
渡りてゆけり 黒き揚羽は」
静謐な美しさが漂う いかにも短歌らしい作品ですよね。
木漏れ日を受けて、いつもの路を飛んでいく揚羽蝶。
ひらひらと儚げに見えながら、己の道を知っているのでしょう。
「蝶道(ちょうどう)」というのは、実際にあるそうです。
特に揚羽蝶は、決まったルートを毎日ほぼ同じ時刻に飛ぶのだそうです。
これは恋しい相手の揚羽蝶を探す時にとても便利ですね。
そのような話はさておき、この歌の情景描写は細やかできれいです。
蝶が飛ぶ所なので、こんな写真を上げてしまいましたが、この歌の通い路とはゆかしい住宅街の細道の雰囲気です。
木漏れ日が柔らかく射す路に飛ぶ艶やかな蝶、一緒について行きたい感じです。
昨日の椎茸、やはり丸ごと焼いて食べるのに向いてます。
焼き網だと縮んでしまうので、薄く油をひいた鍋で蒸し焼きにしました。
生姜醤油で美味しくいただきました。