2020年2月3日月曜日

お肉博士になるまで

お肉博士っていったい何?

さあ、お肉博士を貴方も目指してみよう♪


僕はお肉博士1級という資格を持っています。現在お肉職人歴17年の僕は3年前にお肉博士1級の資格を取りました。

 お肉博士1級を保持していると、なんだかお肉に詳しそうでお店のお客さんにも効果大。店先に掲示していますが、よくお客さんから指名頂きます。


 この資格は業界では最近スタンダートになってきた資格です。大手食肉流通メーカーさんなどでは営業マンの必須科目になっているところもあります。

 どんな事が出来るの?どんな勉強をするの?


 お肉博士になるには

【  受験資格  】

  特に無いようです。お肉が好きな方なら実務経験が無くても大丈夫。詳しくは↓

             http://www.nikuken.com/01/oshiete.html#kenteitoha




 応募するとしばらくして受験票と、参考書が指定の住所に届きます。この頂いた参考書をもとに、試験対策の講義が丸一日あります。この講義は出題される問題に絞り込んで行われるので、受験時には必須です。講義は全国主要都市で行っているようですので、最寄りの場所でこの講義を受けましょう。


お肉好きなあなたならきっと大丈夫?!合格率50%の試験です。

 出題科目は下記の通り。



 


お肉検定HPより

 お肉についての知識を広く浅く出題しているな、という印象です。因みにお肉とは食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)と加工品(ハムソーセージ等)についてです。流通や取引規格などはほぼ取り扱いは無かったです。歩留まり等級や肉質等級のことがさわりだけ、といった感じです。

 僕は別だって試験勉強は行いませんでした。毎日行っている事だったので✌最近ではメーカーさんの営業マンや、流通関係(スーパーマーケットなどの量販店)の担当者に受験させているようです。みなさんなかなか苦労して勉強しているようです。僕の働いているお肉屋さんに来ている某メーカーさん営業マンも、頑張っていましたね。


 そういえばこのお肉博士の問題を作成している方に、つい先日別件でお会いする事がありました。大学の教授ですが、まさか作成に関わられているとは思っていなくて、世間は狭いなぁと思いました。アカデミックな方が作成していたんですね。因みにこの方、今は名誉教授になられていて、



 
 2022年に神戸で開催されるICoMST(国際食肉科学技術会議)の準備で忙しいそうです。この会議ではジビエに関する議題や研究も発表されるのでは、と秘かに期待しています。海外では狩猟や、その産出したお肉の活用は日本よりはるかに盛んなようで、前出の教授ももっともっと広げていかなければいけない、と仰っていました。僕も大賛成ですし、この会議にも別の知り合いが研究発表するので参加します。


 お肉に興味のある貴方。受験して損は無いと思います。ただしジビエに関してはほとんどなにもありませんでしたが・・・ジビエに関する許認可や資格の必要性を感じて(猟師さんの資格以外に)いるのは僕だけでしょうか。食肉として流通させたり、調理方法などの活用法など利活用拡大にはそういった取り組みも必要かもしれません。

 ジビエマイスター制度なんて出来たら素敵ですね☆

 それでは👋
































































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