『ファークライ5』のレビューです。ネタばれ無しでタイトルの紹介と感想を書いていきます。実は久しぶりにFPSのゲームで遊びました、前にやったのがいつなにをやったのかわからないくらいに久しぶりです。果たしてエイムは上手く出来るのか、一人称視点のゲームで酔わずに続けられるのかなど不安はありましたが、結果は楽しく遊べました。そんなFPS久しぶりおじさんでも楽しめるタイトルになっています。
プレー状況:本編クリア済
プレイ時間:30時間ほど
ハマれる人
良かった点
- オープンワールドで何処に行くか何をするかプレイヤー次第で自由度が高い
- 拠点を攻略する際にも大胆に正面突破、または緻密な戦略を立てての攻略など出来ることが多く多彩な攻略方法がある
- カルト集団が支配する狂気の世界を少しずつ開放していく達成感
- PERKや傭兵の特殊スキル、武器の改造など成長要素があり強くなることが楽しい
狂気のカルト集団に占拠された町
舞台はアメリカのモンタナ州にある片田舎のホープカウンティと呼ばれる架空の町です。狂気のカルト集団『エデンズ・ゲート』に占拠されてしまい、人々は捕らわれて洗脳されるか殺されるかの虐げられた生活をしています。エデンズ・ゲートではファーザーことジョセフ・シードを中心として彼の兄弟であるジェイコブ/ジョン/フェイスといった幹部の3人がそれぞれの地区を支配しています。
主人公は各地区でレジスタンスに加勢して拠点を奪い返したり、ミッションを達成することでレジスタンスポイントをためることが出来ます。レジスタンスポイントが一定量たまるとイベントが発生し幹部を追い詰めていくことが出来ます。
イベント発生時には幹部3人それぞれの考えや信念を知ることが出来る演出が入り、狂気の世界を垣間見ることが出来ます。最終的にはレジスタンスポイントを最大までためることで幹部と対決するイベントが発生しますので、幹部を倒しその地区を解放する事が目的となります。
戦術は自由!プレイヤー毎にある答え
ゲームを開始してチュートリアルが終わると、そこからは自由にゲームを進めることが出来ます。どの地区から解放するか、どのミッションから進めるか全てはプレイヤー次第です。時間がある日はがっつりミッション攻略、時間がない日は宝探しをしてアイテム回収など、ペース配分がしやすいのもおじさんゲーマには嬉しい点ですね。
また各地にカルトが占拠する拠点が点在しますが、拠点を解放するために攻めこむ方法も様々で正攻法で正面から突破したり、地下の配管から忍び込んだり、上空から降下したりユーザー次第で千差万別な攻略が楽しめます。
拠点の外側から敷地内を偵察することで敵の配置や数(赤のマーキング)がわかります。敵に見つかると警報器(緑のライト)が動作して増援が来るので、先に警報器をケアするか、増援ありきで機銃を確保して備えるかなど攻略するうえで色々と考えることもあります。ただノーマル難易度であればある程度強くなってくると、ランボープレイも可能になるのでスマートに攻略しなくても、結構どうにかなったりはしますw もちろん難易度を変更することで手ごたえのあるプレイを楽しめるので、そこもまたプレイヤー次第です。
総評
FarCry5の特徴は自由度の高さと、カルト集団に占拠された狂気の町の解放といった雰囲気だと思います。この二点に興味が持てればきっと楽しむことが出来ます。ゲームの土台となる部分はかなりしっかりしていて、PERKや傭兵の特殊スキルのアンロック、武器の改造などの成長要素がありミッションも幅広い内容があり楽しめます。他にも多彩な乗り物が用意されていたり、パズルゲームのような宝探しミッションや、マップクリエーションが可能なアーケードなどコンテンツは盛り沢山です。シリーズで継続して出してるタイトルだけあって、土台の部分に安定感があるのはさすがだなと思いました。
自由度が高いため、プレイスタイルに依存せずに楽しめるのは本体タイトルの良い所ですね。手軽にプレイ出来るので気分転換にオープンワールドで遊びたい方や、FPSで遊びたい方にはお勧め出来ます。もちろんがっつり楽しみたい方も土台がしっかりしているのでそこは安心出来ますし、シビアな環境でプレイしたければ難易度変更も可能なので楽しめるのではないでしょうか。
改善点を上げるとすれば、マップは広くていいのですが結構似たような景色が多いので、マップにもう少し特徴が出せると良かったのかなと思います。ホープカウンティという街の中での話なので、気候を変えるとかは難しいのですが幹部毎の街の支配の在り方をもう少し特色付け出来れば印象も変わったのかなと思います。