脳科学者の茂木健一郎先生出演の番組の動画を見つけました。
先生の熱い思いに、思わず涙。。。



ペーパーテスト

偏差値重視の入試制度は本当に平等なのか。

若い貴重な時代に

受験勉強のために大切な時間を費やす事に意味があるのか


もしその時間を全て

本当に学びたいものに向かう事ができたなら

もっともっと優秀な人材が育つのではないか。



「俺は小学校から蝶の研究をしていて

日本鱗翅学会にも入ってたんだよ。

東大は入試で一度もそんなことは聞いてこない。

でも、ハーバードなら、入学用紙に書けたんだよ。

そういった俺の個性も含めてとってくれたはずなんだよ。


俺は東京大学にとっては単なる数字だったんだよ。

それ以外の事には何の意味もないんだよ


なんで高校の時にやりたい事がみつからない日本なんだろう



茂木先生は

18年間も受験勉強のために必死で頑張ることが悔しい

もっと出来るはずだし

と伝えると、

ある東大生がぽつり

「僕、必死で頑張ったんですけど

 今までの努力が無駄なのかな、、、」


「受験勉強が得意な子もいれば
 
 不得意な子もいる。

 もし高校生の時から青天井で好きなことができたら
 
 意識は全く変わってたんじゃないかな


 そのことに気付いてほしいんだよ」





はじめは「おまえ」だの、上から目線の発言に、
茂木先生、どうしたの?と
ドキドキしながら聞いていました。

最後まで聞くと、茂木先生の憤りから、
熱く力説されているのだと分かり、感動しました。


偏差値重視の大学入試がある限り
受験制度は変わらないだろうし…

2020年の大学入試大改革なども言われていますが
茂木先生のような海外の受験制度を
日本でも取り入れるとしたら
数十年など長い時間がかかると思います。

ゆとり教育も本来はそういった
詰め込み型教育や
偏差値重視の教育からの
脱却のためのものだったと思います。

ペーパーテスト以外の方法で
努力や能力をはかることは
とても時間と労力がかかると思います。

ペーパーテストでは
数値化しやすいです。

時間やお金をかけて
受験勉強対策をすれば
探究心や研究心など本当の意味での学びがなくても
合格は出来る。

本当に探究心のある子
さまざまな才能のある子も
受験に失敗すれば劣等生扱い
優秀な人材の芽が潰されてしまう


以前受験に関しての本を読んだときに
(受験と進学の新常識 いま変わりつつある12の現実 (新潮新書) おおたとしまさ著)

日本の大学受験は短距離走
ハーバード大学は長距離走


日本の大学受験は一発逆転ホームランが狙えるが

ハーバード大学は小学校から全力で走り続けないと無理

といった記事がありました。


もし、茂木先生のいうように
ハーバード大学のような
個性重視の受験スタイルになるような教育制度になったなら
青天井で好きなことを好きなだけ学べるかもしれない
逆に小手先の受験テクニックは通用しなくなる

ゆとり教育のような
中途半端な改革では実現できないと思いますが
大学入試そのものを、数十年くらいの規模で変えていけば
全ての教育は変わっていくかもしれないなぁと思います。

今の制度でも
好きな事を追求した結果
学力全般が上がる事は奇跡的にあると思います。

でもそれは、本人も家族も
受験という保険をかけずに
夢に打ち込む事に近いのではないかと思います。

好きな事を追求し、
そういったコミュニティ
それを国際的な論文発表など公な場で
活躍できる受け皿や雰囲気
親や学校も受験以外の活動の場を
知っておくのも大事だと思いました。

東大理Ⅲ文Ⅰの合格体験記を
息子が小学校4年の時に読み
数学オリンピックや
さまざまな学問のコンテストなどを知りました。
もっと早く知っておけばよかったと



優秀な人材が
受験戦争によって芽がつぶされないような
本来の学びの受け皿になる
教育制度になってくれたらいいですね!!