現役東大理Ⅲ生と慶応生が語る「親力」養成講座
著者:石井大地 梶田洋平
出版社:主婦の友社


読んでみました!!

東大理Ⅲ生:石井大地さん
慶応生:梶田洋平さん

落ちこぼれの対義語として?!
最近知った言葉ですが
勉強が出来すぎて浮いてしまう子を
浮きこぼれというそうですね!

この本はそんな浮きこぼれな石井さんと
落ちこぼれ(自称)な梶田さんという
経歴も対照的なお二人の本です。

お二人が一流大学に受かる上で感じた
親御さんの協力や関係性などに
着目されて共著で出版されています。

前半は質問形式で
親としてのあり方など聞きたいことたくさんあり
目からうろこなものが多かったです。

石井さんと梶田さんのお話と

巻末に梶田さんと梶田さんママとの対談

とても参考になる1冊でした。



浮きこぼれ代表の石井さん
秋田の国立中学→開成高校→東大理Ⅲ現役合格


落ちこぼれ代表の梶田さん
愛知の国立小学校→地元公立中学→中堅高校一浪→慶応大学



お二人とも国立学校を経験しているのが
なんとなく印象的でした。

私は自身も息子も国立校が近くになかったので

あまり視野に入れていなかったです。


国立小の存在も意識していなかったので

なるほどそう言う選択肢もあるのか!?と思いました。


国立といえば筑駒(筑波大附属駒場)のイメージですが

国立校は革新的・実験的な方法も

取り入れる場という面もあるそうです

熱心な先生が多そうですよね


まだ小さい子の親御さんは

国立小を狙うのもアリかもですね!!



石井さんは力試しも兼ねて麻布中学を受験されています。
麻布中学は憧れ⁈の宮台真司さんの母校で
ひねくれもの変わり者が集まるという噂を聞き自分に合ってるのでは?と
受験し合格!!(塾で過去問をといたくらいだそうで、、、)
実際の雰囲気が違ったこともあり進学はしなかったそうです。


梶田さんは国立小に通うも
学力の足りなさから、警察にお世話になるやんちゃな子も多い地元の荒れた公立中学へ、、、

高校もあまり勉強には力がはいらず
ひとつも大学に受からず浪人を決意。
 

「どうせ大学に行くなら一流大に行ったほうが圧倒的にお得である」
というお母さんの一言で
「一流大は圧倒的にお得だ!!」と感じスイッチが入ったそうです。


浮きこぼれな石井さんは
うちの子とはかなりタイプが違うため笑い泣き
梶田さんに注目して読みました。

巻末に梶田さんとお母さんの対談もあり
とても参考になりました。

ちょっとだけ梶田さんのお母さんと
私がタイプが似ているかなぁと思ったので
かなり参考になる事がありました。

とくに大切だと思ったのは

・強制をしない
・本人の選択を受け入れる
・前向きな言葉
・コミュニケーション


梶田さんが高校時代に志望校について
「まだ親に志望校話してないんだよね~」という
友人の言葉に驚いたそうです。
そして私も驚きました。

うちは、夫はややドリームキラー素質があるので

ぎりぎりまで医学部志望は話さない作戦でいます。

私にはすべて話してくれているので
母親には話している子が多いと思っていましたが
そうでもない子もいるのだなぁと。

そこは、母と子の関係は良好なのかなぁと
安心しましたデレデレ


2009年4月発刊の本だったので
お二人のその後を調べてみました

 

石井さんの話の中で
医学部の話がなく、もしかして
医学部にすすまなかったのかなぁ?と思ったら
文学部に進まれていました。

作家さんにもなられていたのですね!!

さらに起業!!

 

石井大地さん
東京大学医学部に進学後、文学部に転じ卒業。

2011年に第48回文藝賞(河出書房新社主催)を受賞し、小説家としてプロデビュー。

複数社の起業・経営を経て、2014年より株式会社メドレー執行役員に就任し、

医療情報サイト「MEDLEY」の立ち上げに参画。

その後、株式会社リクルートホールディングス メディア&ソリューションSBUにて、

事業戦略の策定及び国内外のテクノロジー企業への事業開発投資を手掛けたのち、

2017年にGrafferを創業。

 


梶田洋平さん

慶応義塾大学卒業後、みずほインベスターズ証券株式会社(現みずほ証券株式会社)入社。テクニカルアナリスト試験に合格するなど、株式投資の魅力にのめり込む。支店内では株式営業担当として株式営業に関する指示を出す立場として活躍するほか、企業オーナーなどの富裕層顧客に対しての資産運用コンサルティング業務に従事。社長賞受賞。金融教育の必要性を感じ、退社後に株勉強.com等のサイトを立ち上げる。Webセミナーや執筆などを通して金融リテラシーを高めるための活動を行い、特に株の初心者から「分かりやすい」と好評。