見分けが難しいモンステラの代表的な7種類

モンステラの種類観葉植物の世界
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観葉植物の中でも、人気が高いモンステラ。

 

深い切り込みが入った独特な葉のシルエットが最大の特徴で、つやのある濃いグリーンなので、名前を聞いたら姿かたちが頭に思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか。

 

とても珍しい葉の形のモンステラですが、実は約20~40種類もあると言われています。

 

今あなたが思い浮かべたものは、日本で最も流通している「ヒメモンステラ」という種類かもしれません。

 

同じモンステラでも種類が変わると「葉の形」や「葉の大きさ」が全然ちがうんですよ!

なので、モンステラは見分け方が難しいと言われています。

 

その中でも、日本で手に入りやすい代表的な7種を紹介します。

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デリシオーサ

モンステラ界の王様と言われる「デリシオーサ」。

 

モンステラの中でも最も葉が大きく、長いもので1mまで生長します。

 

ツタの長さは10mほどにまで成長するので、室内で育てるには大きすぎてあまり向かないです。

 

葉っぱ1枚の大きさで1mはかなり巨大ですよね!

 

デリシオーサの特徴

  • 葉の切れ込みは少し浅めで、ほぼ左右対称に切れ込みが入っている。
  • 株が大きくなるにつれて大小様々な穴が無数に開きます。

 

若い葉に切り込みはないのですが、成長とともに切り込みが入り、きれいなハートの形をしたモンステラらしい姿になっていきます。

 

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ヒメモンステラ

こちらが日本で最もよく売られているモンステラです。

 

「ヒメモンステラ」というのは「和名」で、他の呼び方としては「ペルツスム」や「アダンソニー」という名前のものは同じ種類のモンステラになります。

 

ヒメモンステラはデリシオーサに比べると「葉や茎が小型」なので室内でも管理しやすく、オフィスなどにもよく置かれています。

 

ヒメモンステラ特徴

  • 葉の切れ込みが深く左右非対称。
  • デリシオサよりも寒さに弱いので冬場は室内での管理が必要。
  • サイズは中型のものが多いため、このサイズのモンステラの種類を見分けるのはプロでも難しい。

 

交配を重ねるうちに違う種類のものが混ざり合い正確に種類を特定できない場合も多いようで、モンステラの「雑種」という位置づけになっています。

 

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デリシオサ コンパクタ

デリシオサコンパクタは品種改良によって「作られた」モンステラの種類です。

 

名前の通り、株がコンパクトに収まるので扱いやすい大きさに改良されているので育てやすい種類と言えます。

 

デリシオサコンパクタの特徴

  • デリシオサをそのまま小さくしたような種類。
  • デリシオサよりも葉が密集して生える。
  • 株が小さい幼葉でも、見事に左右非対称の切れ込みがしっかり入る。
  • コンパクタはデリシオサよりも成長が緩やかな。

 

株がまだ若く小さいものは「コンパクタ」と書いて販売されているけれど、育ててみたら大きく育って実はただの「デリシオサ」だったという事もあるので、販売店によく確認してから購入した方が良いです。

 

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ハネカズラ

モンステラの特徴である「葉の切れ込み」や「穴」が全く入らないのですが、こちらも立派なモンステラの仲間です。

 

モンステラらしくない見た目が新鮮で魅力のある種類と言えます。

 

代表的な種類ではあるのですが、園芸店などであまり売られていないレアな品種でもあります。

 

見つけたら、即買いしておいて損はありません!

 

ハネカズラの特徴

  • ハネカズラは切り込みがなく、細長く楕円形で剣状の葉をしている。
  • 肉厚で光沢のある濃いグリーンの葉をしている
  • モンステラの仲間の中では小型。
  • 成長は遅め。
  • 葉がつまって生えるので葉姿が乱れにくい。

 

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マドカズラ

デリシオサなどのように葉に切れ込みが入っているのではなく「窓」のように穴が空いています。

 

パッと見はヒメモンステラと同じ感じなのですが、葉をよく見ると「違和感」を覚えると思うので、割と判別しやすいです。

 

園芸店などでもよく置いてあります。

 

マドカズラの特徴

  • 葉に切れ込みが入った種類と違い、葉に窓のような穴が開いている。
  • 耐陰性があり、とても強健で丈夫。
  • 室内であればどこでも元気に育つ。
  • 直射日光には弱い種類なので、窓際などには置かない。

 

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ラフィドホラ・テトラスペルマ

デリシオサよりもかなり小さく、手の平サイズの大きさの葉なので、他のモンステラにはない可愛らしさがある。

 

モンステラミニマという名前で販売されています。

 

しかし、実際にはモンステラではなく「ラフィドホラ・テトラスペルマ」というサトイモカズラ属の植物なんですが、見た目はモンステラなのでモンステラとして売られている事がほとんどです。

 

ラフィドホラ・テトラスペルマの特徴

  • デリシオサよりもはるかに小さい。
  • 耐寒性に劣り、横に広がるように生長する。

 

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バリエガタ(斑入り種)

突然変異により葉の色素が抜けて白や黄色の模様が入っているモンステラ。

 

バリエガタは希少価値が高く、あまり出回っていないため非常に高価です。

 

なのですが、モンステラは生命力が強く、増やすのが簡単なため、バリエガタもフリマアプリなどで売っている事もよくあります。

 

バリエガタは、株によって「班」の出方がことなるので、デザイン性によって価格の幅が大きいです。

 

きれいに半分だけ斑が入っているものは、半月のように見えることから「ハーフムーン」と言われ、更に希少価値が高くなります。

 

バリエガタの特徴

  • ヒメモンステラと基本的には同じ。
  • 斑入り種は葉の色素が薄いため、斑が入っていないオリジナル種に比べると「葉焼け」をおこしやすく管理が少し難しい。

 

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モンステラの代表的な7種類のまとめ

モンステラはかなり個性的な葉の形状なので、とても人気のある観葉植物です。

 

もともと個性が強いにもかかわらず、代表的な7種類だけでも見ても「それぞれの個性が強い」と感じたのではないでしょうか?

 

にも関わらず、プロでも見分けるのが難しいと言われる植物なので謎の多く不思議な感じも魅力の1つだと感じます。

 

今回紹介した全7種類を揃えたとしても、それぞれに違う魅力が出るので1種類ずつでも増やしていくと楽しいですね。

 

以上、「見分けが難しいモンステラの代表的な7種類」でした。

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