最近読んだ本は?

2024年本屋大賞になりましたね。

大賞は『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

私も既に拝読し、お気に入りの本です。

すっかり成瀬に魅了されています。

どういった家庭で育てば成瀬のような子が育つのか気になる方は続編の『成瀬は信じた道をいく』もオススメ。

間違いなく映像化されると思います。

 

本屋大賞関連でいくと『レーエンデ国物語』シリーズを読み進めています。タイトルで察しの通り大人向けファンタジー小説です。

現在、2巻まで読破。レーエンデ国が舞台ではあるけれでも、巻ごとに時代、主人公が異なります。最終巻まで追います。

 

『鏡の国』岡崎琢磨

ミステリー小説。小説の中に小説、削除されたエピソードを推理していくが…

どんな結末が待っているか気になって、ページをめくる手が止まらなかった。

真相は私的には納得できない部分もあったけど、ルッキズム(外見至上主義)について考えさせられて、ミステリーだけでは終わらないところが良かった。

 

 

『女優エブリンの七人の夫』

躊躇してしまいそうな厚さをなんのその。読み始めたら止まらない面白さ。主人公モニークと大女優エブリンにどんな接点があるのか、予想もできないままに最後の最後でまさかの展開にやられた!となった。

 

メガバンク銀行員ぐだくだ日記』

身バレが心配になるほど、赤裸々に書かれている。銀行内の内部事情がよくわかる。銀行員も大変ですね。どの業界、組織も似たようなものだろうか?

次は「電通マンぼろぼろ日記」を読みたい。

 




子どもが本好きになった育て方を発達段階ごとに解説します

6歳の我が子は本好きです。

どんなに遅くに帰ってきても、疲れていても、寝る前に本を読むことだけは死守しているようです。子が本を黙々と読む中、私は倒れ込んでいることも多々あります。

生まれてから1冊も本を読まなかった日はないのでは?と本気で思っています。

 

今回はどうやって本好きに育てたのか?

親である私は何をしているのか?を綴っていきます。

 

 

 

 

◼️乳児期

毎晩、絵本の読み聞かせをする。

乳児期の遊びは限られているので、日中もひたすら手遊び歌や絵本を読んでいました。

主に貰ったり、買ったした赤ちゃん絵本を15冊くらいを何回も繰り返し読んでいたと思います。

育児で気に病むことがなく、私の心に余裕があったから出来たことかもしれません。

私自身も読むのが楽しかったので、苦ではありませんでした。

 

(赤ちゃんに絵本なんてわかるの?と思うかもしれませんが、赤ちゃんがが好きな色・形・音で構成されてるんですよー)

 

 

◼️幼児前期

寝る前に絵本を読む習慣がついた時期です。

毎晩、5冊から10冊程度の絵本を読んでいました。

働きに出て、子どもと離れて過ごすようになったので、貴重な子どもとのコミュニケーションの時間でもありました。

また、絵本を読めば寝るので、寝かしつけも楽になったと記憶しています。

ノンタン」「ももんちゃん」「ぐりとぐら」など定番絵本を死ぬほど読みました。

 

字を覚えたがったのもこの頃からです。

教えるというよりは「絵本」「あいうえおパズル」「かるた」をしていく内に勝手に覚えていきました。

 

(私は虫が大の苦手ですが、はらぺこあおむしは頑張って百回近く読みましたね。)

 

◼️乳児後期

絵本の好みが出だし、色々な絵本を読むようになりました。好みや流行りを察知し、同じ作家、シリーズ、ジャンルの本を用意しました。

好きな本は繰り返し読んではいましたが、読んだことのない絵本を読みたい欲の方が強かったです。

自分で本を読むようにもなりました。

金銭的に絵本を買うのが追いつかなくなり、図書館へ通うことにしました。

毎週、限度数(30冊)まで借りて帰るため、家中に本がある状態です。

リビング、子供部屋、寝室…本棚だけでなく、気が向いたら本が読めるようにテーブルやカゴの中、目がつく場所に置いてあります。

本の中には知らない単語も出てくるので、よく質問されるようになりました。

慌てて辞書を購入し、スマホでも検索しつつ、答えるようにしました。

また、保育園は4園渡り歩き、コロナ期で本の貸し出しが中止になった時期があったにも関わらず、全園ほぼ全ての本を読み終えました。

 

(ノラネコぐんだん展に出向き、グッズを買うほど私もハマったのは「ノラネコぐんだん」シリーズ)

 

 

◼️6歳頃から

絵本から児童書へ移行、漫画も読めるようになり、私が本を読み聞かせることは減りました。

YouTubeなどの動画を見ることをやめた途端、加速度的に本を読む時間が増えました。

近所の図書館にある低学年向けの児童書はあらかた読み尽くし、読む本がないので大きい図書館へ行きたいとせがまれるようになりました。

予約機能を使って、子どもが好きそうな本を取り寄せています。

メルカリで本の循環もさせてます。読まなくなった本を売って、その売上金で本を買う。

小学校にあがったら、また本との関わり方は変わるのではないでしょか。

 

(私が小学校低学年の頃に熱中して読んでいたのがシートン動物記。子どもも見事にのめり込んだ。オススメはあべ弘志のシートン動物記。あらしのよるにもシリーズも忘れずに!)

 

 

 

 

◼️まとめ

・字が読めない時期は絵本の読み聞かせをする

・読み聞かせは「いつ」「どこで」を決めることで習慣付く

・親が絵本を読んでいたら勝手に子どもは近寄ってくる

・字が読めるようになったら、子供が目につくところに絵本を置く

・飽きのないように家にある本は循環させる

・子どもの好みや流行りに合わせて本を用意する

・好きじゃない本は読まなくてもよい(最後まで読まなくてもよい)

・子どもの好きを尊重する

・親も本を読んでいる(雑誌、漫画でもOK)

 

「子ども 読書 習慣」で検索すれば出てくるようなまとめになってしまいました。

赤ちゃんの頃から本を読んでいたから本好きになったのでは?と思われるかもしれませんが、未就学児に本が嫌いな子はほとんどいない気がします。

本を読まないのは好みの本に出会ってなかったり、読み飽きてしまった可能性は高いのでは?

大きくなるに連れて字を読むのが苦手で本を読まなくなるのはありそうかなと思いますが。

 

以上。

誰かの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

【読書家の1日】本好きな子どもに24時間密着

2024年春、いよいよ我が子は小学生。

月に100冊以上の本を読む読書家に成長しました。

 

平日は朝から晩まで保育園で過ごす我が子。

一体いつ本を読んでいるのか?

親の私自身気になったので、子ども読書家の1日を密着してみました。

 

 

 

 

【平日】

6:30 起床

子どものドストライクな本に巡り合った時は、まれに朝起きてすぐに本を読み始めます。

直近だとハリーポッターの図鑑。

映画を見てからどハマり。

本も毎日数ページずつ読み進めています。

 

7:30-18:00(たまに19:00)保育園

保育園でも絵本を読んでもらったり、年下の子に絵本を読んであげたりしているようです。

お迎えに行く時間帯は先生が絵本の読み聞かせ中の場合が多いです。

因みに年長クラスで流行っているのが「としょかんねずみ」シリーズと水木しげる「妖怪図鑑」です。

 

 

18:30-19:00 自宅リビング

帰宅後、ご飯が出来るまでは自由時間です。

子どもはEテレを見たり、おえかきしたり、本を読むことが多いです。

週の前半は図書館で借りてきた本が読みきれてないことが多いので、さりげなく本を渡すとそのまま読み始めます。

「プリンセスマジック」「リトルバレリーナ」シリーズは大好きで何回も読んでます。

 

20:00 - 20:30 リビング、寝室

お風呂に入った後、髪を乾かす時間は読書タイム、自分で本が読めるようになった頃からの日課です。

髪を乾かしている間に1冊は読み終わります。

寝る支度を終えたら、読書タイム。

20時半には消灯したいので、その日によって読む本を調整します。

帰宅時間、本の文字量によりますが、平日は1日児童書1〜3冊程度読んでいます。

 

低学年向けの定番児童書シリーズは全て読み終える勢いです。

 

【休日】

毎週末、必ず近所の図書館へ。

子どもは図書館でも2冊くらい読んでます。

1週間分15冊から20冊を借りて帰宅します。

帰宅後も読書モードなので一気に10冊読み漁ることがあります。

お出かけで電車に乗るとき、待ち時間も読書タイム(YouTubeやめました)ちょっと重いですが、1、2冊持ち歩いてます。

持ち歩き用の本は「まちがいさがし」系や「おしりたんてい」「かいけつゾロリ」遊び心のある本?にしてます。

 

休日は私自身に時間の余裕があるので、昼間に本を読んであげることもあります。

お父さんと2人でお家でお留守番をする時は漫画を読んでます。

ドラゴンボールスラムダンク、タッチ…親が好きだった漫画です。

 

髪を乾かすとき、寝る前の読書タイムは平日と同じ過ごし方です。

生まれてから全く本を読まない、見ない日はないんじゃないか?と思います。

 

次回は子どもが本好きになるために私がやったことを紹介します。

2023年4月から5月にかけて読んだ本

『三千円の使い方』 原田ひ香

 

 

話題になっていた小説を今更ながら読んでみた。

家計簿小説?という新たなジャンル。

主人公が変わる(短編なのか?)し、ストーリーも明確で通勤中に読むのにちょうどよかった。

自分に近い世代、近い環境、等身大がモデルで参考になるし、将来の見通しもつけれそう。

同著者の「彼女の家計簿」は私が求めている本題までの前置きが長く感じてしまい、そうそうに読むのをやめてしまった。

 

『翼の翼』 朝比奈あすか

 

 

確か「AERA with Kids」で紹介されていたと思う。

私は中学受験をしていない(そもそも小学生の頃にその発想がなかった)けど、姪っ子がしたことをキッカケに気になっている。

翼ママの気持ちがわかるし、翼にかける言葉が自分が発している言葉と重なってこわい。

リアルな気がする。

都内の私立中学を調べて学費に驚く。

一般家庭は通えない感じ?東京こわい。

 

『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』 鈴木忠平

 

 

いやー、面白かった。毎話泣ける。

落合監督のことよく知らず、先入観がなかったのがよかったのかもしれない。

プロ野球好きじゃなくても読める。

今年の面白かった本、上位は確定ですな。

 

『裸一貫! つづ井さん』 つづ井

 

 

ハマるものと仲間がいる生活がうらやましい。

好きなものはたくさんあるけれど、オタク?までいかないのよね。その差はなんだろう?

 

『街とその不確かな壁』 村上春樹

 

 

新刊待ってた。

「村上ワールド」なのか、「焼き回し」なのか。

他の小説家もこんな感じなのかな?ちょっとそこはわからない。

サクッと料理(と家事)ができ、音楽好き。毎度お馴染み生活を送る主人公。

わかっている、わかっているのに、この主人公に強く惹かれている。

私が言えることは問答無用でブルーベリーマフィンが食べたくなる!ということ。

2023年1から3月にかけて読んだ本

今年に入って読んだと思われる本の記録

 

「わたしが先生の「ロリータ」だったころ」 アリソン・ウッド

私が10代の学生と大人の恋愛ものに嫌悪感を抱いてしまう理由がこの本に詰め込まれている。

 

「6カ国転校生 ナージャの発見」 キリーロバ・ナージャ

どの国の学校が良い、悪いで語られていないところがいい。

本の学校では鉛筆、フランスの学校ボールペンを使う。

鉛筆を使う理由なんて考えたこともなかった。

 

「信仰」 村田沙耶香

村田さんの小説は私が妄想する世界を広げてくれる。

 

「さよなら、野口健」 小林元喜

以前「デス・ゾーン」を読了した時に嫌な気持ちになり不安だったが、こちらは大丈夫でした。

栗城さんと野口さんの人となりよりも、著者の人となり違いだと私は感じました。

面白かったです。

 

「妻はサバイバー」 永田豊

まず何より夫婦愛に感動。

私は夫はここまで支えることが出来るだろうか。

夫もサバイバーでした。

 

ソ連兵へ差し出された娘たち」 平井美帆

今の時代だったらあり得ることなのだろうか。

生理辛いと同じように性欲も辛いのだろうか。

これはどうしても生物学的な男女の差があるようでならない。

男女平等を推し進める上で必要なものが詰まっている気がする。