握りの基礎固め⑨ 寿司の握り方いろいろ。本手返しだ!小手返しだ!縦返しだ!

ぃらっしぇえ! すきやばしさぶろーでございます。

前回の記事で、新コロの指定感染症見直しについて、「安倍総理、勇気ある決断を!」と促しましたが、なんと、さっそく辞任会見において、「見直す」とおっしゃってくださいましたね。安倍さん、このブログをみてくれたのかな? ありがとう(*´з`)チュッ

この冬、新コロ自体は大流行するでしょうが、これで今の馬鹿騒ぎは少しはおさまるんじゃないでしょうか。本当によかった☆

寿司の握り方いろいろ

今日は、以前から温めていた企画、いろいろな握り方を試す→習得する→検証するのステップのうち、まず「試す」をやってみます。

「握り方」というのは、主に寿司の「返し方」のことを言ってます。

「返し方」って? と思われる方が大半でしょうが、寿司を握るとき、まず左手の上にネタをぺたっと乗っけて、その上にシャリをのせるんですね。でも、それだと食べるとき上下逆になってしまうから、どこかでひっくり返さなければならない。

そのひっくり返し方にいくつか流派があって、「本手返し」、「小手返し」、「縦返し」の3つが有名どころのようです。

まず、「本手返し」。もともとは、江戸の職人みんなこのし方だったそうです。

↓↓こんな感じ↓↓(ナツメ社「すし 伝統の技を極める」より)↓↓

ちょっとよくわからないですが、右手で一度持ち替えてます。

何のために持ち替える? 無駄な工程では?

そんな疑問から生まれたのが、持ち替える工程を省いた「小手返し」です。

↓↓こんな感じ↓↓(ナツメ社「すし 伝統の技を極める」より)↓↓

今では、この小手返しが主流のようですね。手数が少なく衛生的なイメージだし、早く握れて効率的なのがいいんでしょうね。

縦返し」という方法も。

これは、小手返しが掌の上で横方向にくるっと転がす方法であるのに対し、縦方向に回転させる方法です。でも、縦方向に「転がす」なんてできっこないので、右手でつまむように一度持ち替えるんですね。

↓↓こんな感じ↓↓(ナツメ社「すし 伝統の技を極める」より)↓↓

以上3つの流派があるんですが、僕はまだ主流の小手返ししかしたことありませんでした。

今回、せっかく家で自由に握っているんで、全部習得してみようかなと思った次第です。

では、さっそく、いつもの小手返しから。今日は流行りの半沢直樹風に言ってみるばい。

握られたら握り返す・・・

小手返しだ!!

スーパーの解凍マグロ1週間どっぷり漬けを握りました。

ま、いつもの握り風景ですね。

職人の中には、形を整えようと必死で、最後に何回もくるっくる寿司を回しまくる人もいますが、あんまり手でベタベタ触るのも衛生的にどうかなって思ってたので、僕は、いつもあっさり最低限の回転数です。

なお、ちょっと手がぽちゃぽちゃしてて恥ずかしいですね。体重測ったら、なんと77.7kg!デブナンバー、超ラッキー!

本手返しだ!!

次、人生初の本手返しです。

これは・・・手元でごちょごちょやってて、何が行われているのかさっぱりわからんですね。

そうなんです、実は何もやってないんですよ。右手に持ち替えて、そのあと結局小手返しが始まってますからね。

言ってみれば、小手返しの前置きが長いだけ。

カラオケで合いの手を入れるときに、手を叩くだけじゃ物足りなくて、無駄に両手をすりすりさせるおじさんいるじゃないですか、まさにあれですよ。

ほんと、これ意味ない。メリットは、一見難しそうに見えるため職人ぽくみえることだけ。実際は簡単だけど。

味とか食感は、当然、小手返しと同じでした。

縦返しだ!!

最後に、これも人生初、縦返しです。

これも、味とか食感は当然同じです。

でも、本手返しと違って、意味ない動きということはない。

横向きに、左手の上でくるっと上下逆に転がすのが小手返しでしたが、これは、米粒の粘着力により、シャリとネタがくっつくからこそできた技。ところが、茹でエビとかアワビとか、なかにはくっつきが悪いネタもあります。そんなときは、米粒の粘着力の助けを借りずに、右手で一度摘まんで、そのまま上下逆にひっくり返す。

これはこれで理にかなったやり方ではないかと思います。

まとめ ~生まれた疑問~

当初、いろいろな握り方を試す→習得する→検証するのステップを踏む予定でしたが、本手返しがあまりに意味のない動きだったので、習得やめます!

で、以前からボヤっと不思議には思っていたのですが、そもそもひっくり返す必要があるのか?(はじめからシャリ玉の上にネタを乗せればいいじゃん。https://make-sushi.com/2020/04/06/sushi-and-covid19/←これみたいに。)という疑問が再燃したので、次回、これを検証したいと思います。

それこそが、愛読者の皆さんへの恩返しだ!!

すきやばし さぶろー

※魚の熟成については、「食品衛生に関するご注意」をお読みください。

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