2019年12月15日日曜日

記事

ビザよりもコカコーラを好む理由

今、ビザとコカコーラ、どちらが人気・流行株と聞かれたらビザだろう。
いま流行りのフィンテックの一つと見られているし、カード決済量・金額は膨らむばかり。むしろ、業績が伸びない理由を探すほうが難しいかもしれない。

それに比べコカ・コーラときたら、モンスタービバレッジのようなエナジードリンクには乗り遅れるし、昨今の健康飲料ブームのお陰で、砂糖シロップ漬けの炭酸飲料は敬遠されがち。業績も低迷している。

しかし、認知、安定感から見たらどうだろうか?

ビザはまだ世界市場を独占はしていない。とくに、中国とロシア。
コカコーラは、どこに行ってもありそうなぐらい浸透している。
飲料水よりもコカコーラのほうが手に入りやすいということもある。

ビザは中国には食い込めていないが、コカコーラにとって中国市場は3番目に大きい市場。
米中貿易問題でコカ・コーラ株が売られたとのニュースも聞いたことはない。
3M・キャタピラー・シスコは米中貿易問題で業績懸念がでたが、なぜかコカコーラにはない。

ビザはコカコーラに比べると、まだ世界規模のブランディングで見劣りがする。
裏を返せば、ビザには未開拓な地域の成長余地がまだあるともいえる。

ビザのブランド力は先進国では十分かもしれないが、新興国ではコカコーラに分がありそうに見える。それがコカコーラの強みと思う。

ビザはグロース株として見られ、コカコーラはバリュー株として見られる。
一般的にバリュー株は退屈、配当はそこそこだけど。
しかし、バリュー株の筆頭だったP&Gが、突如としてグロース株のように株価上昇することもあるから、コカコーラもP&Gのように飛躍することもあるかと期待する。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へにほんブログ村



0 件のコメント: