路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

福岡県宗像市鐘崎・織幡神社

2020-03-24 18:30:11 | ツーリングレポート
2020年3月21日土曜日 快晴。

 道の駅むなかたでかわし飯弁当を食べた後、さつき松原と海岸線道路でも走ろうとハンドルを切った。
山は良くいくが、海へはあまり来ない。
潮風がおじいちゃんのKLEに良くないだろうというのがその理由の一つだが、
景色は良くても、単調な道が多いのもその一つだ。
しかし、実際走るともう最高!
青い海と空を見ながらのツーリングは本当に気分が良い。
気持ちよく走っていると鐘崎漁港へ迷い込んだ。
あら、早く元の県道に戻ろらなくてはと思っていると、ちょっと先の岬の山頂付近に立派な社殿が見えた。
先を急ぐ訳でもないし、何となく引き寄せられるようにそちらへ向かって走ると趣きのある立派な神社にたどり着いた。

◆海が目の前に広がる織幡神社へ。

◆結構な段数の階段の先に本殿はあるようです。

◆とても綺麗ですね。地元の方々が大変敬っているのが伝わります。

◆祭神は武内宿禰で、宗像大社の摂社らしい。

万葉集に「ちはやふる 金の岬を過ぎぬとも 我は忘れじ志賀乃すめ神」と歌われていて歴史も古いようだ。

社名は神功皇后由来とかで、神社にあったカラーコピーの印刷物によるとこうだ。

引用開始:社名「織幡」の由来は「三六九年に神功皇后が宗像大社に征新羅の神勅を給う(「三代実録」貞観十二年の条)」とあり、鐘崎で赤白二流の旗を織って、宗像大菩薩の御手長(竹竿)に着けたので「織幡(オリハタ)」と名付けられたとされています。:引用終わり。

土地柄とこの岬の地理的特徴から、恐らく神代前から地元の漁師たちの信仰の場となっていたに違いない、と、素人目でも想像は容易い。

 さて、はじめの鳥居を潜ると初めに目につくのは左手に鎮座する巨石である。

◆なんじゃこりゃ。えらくパワーを感じますけど!

◆何やら書いてます。

 沈鐘伝説というのが日本各地にあるようで、地名である鐘崎、金の崎は、その昔、朝鮮からの献上品だった立派な釣り鐘が難破して沈んでいるからというものだ。
この碑文を全部引用するのは面倒なので搔い摘むと、地を収める歴代の偉い人がその沈鐘を何度も引揚げようと試みるが失敗、ついに大正八年に山本菊次郎が大金を投じて伝説の沈鐘を引揚げたらこの巨石で皆がっかりしたが、ロマンを捨てきれずここに飾ってあるとのこと。
大正時代に、こんな巨石を海中から引揚げるのには相当なお金と労力が必要だったろう。
菊次郎乙!

◆右手には海女さんが。海女発祥の地とあります。

◆長い階段の途中に今宮社がある。後から参れとあるのでそうします。

◆ようやく到着。立派な社殿です。

◆振り返ると鐘崎漁港が眼下に広がります。
 近くだと宮地嶽神社もこのような作りですね。

◆なんと、御朱印はこの箱の中にスタンプがありセルフで!

 さすがに、セルフの御朱印は戴きませんでした。
これやっちゃうともうただのスタンプラリーになっちゃうようで・・・。

いやぁ、思いもかけず素晴らしいお社に辿り着いて参拝できたのは良かった。
あの巨石が私を呼んだのかもしれない。

 そんな、福岡県宗像市鐘崎・織幡神社へのクルーズは、登場が早すぎたトランス・ネイチャー・アドベンチャーツアラーKawasaki KLE400。
躍動感あふれるパラレルツインとトレールボディ、400ccという大きすぎずひ弱でないパワーユニットで人・道・旅も選ばない。
大自然と通い合う意思。
それがKawasaki KLE400。
by Nagichin.

つづく。

・ここまでの旅費 100円(お賽銭)


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