【速報】1ヶ月間、事実上の外国人観光客入国停止措置
3月17日の午後に発表されたインドネシア政府の通達を速報でアップします。
インドネシアの大手紙KOMPASのウェブサイトの記事から、主要な部分のみ抜粋し、和訳をつけて掲出します。
※3月19日追記：
本記事のタイトルを「事実上の外国人観光客入国停止措置」に訂正。
訂正理由は本記事のいちばん下に記載しました。
Indonesia Tangguhkan Visa untuk Kedatangan Orang Asing Selama Sebulan
インドネシア、外国人の入国ビザ（査証）を1ヶ月間停止
Pemerintah Indonesia memutuskan bahwa kebijakan Bebas Visa Kunjungan (BVK),
Visa Kunjungan Saat Kedatangan (Visa on Arrival) dan Bebas Visa Diplomatik/Dinas
ditangguhkan selama satu bulan,インドネシア政府は、ビザなしでの入国（BVK）、到着ビザ発給、外交査証による入国の施策を1ヶ月間停止することを決定した。
つまり、日本人の場合、観光や友人・親族訪問の場合はビザなしで入国（または到着査証を取得しての入国）ができていたのですが、これが（少なくとも）1ヶ月間は停止となる、ということです。
Setiap orang asing yang akan berkunjung ke Indonesia diharuskan memiliki visa dari Perwakilan RI sesuai dengan maksud dan tujuan kunjungan.
Pada saat pengajuan visa harus melampirkan surat keterangan sehat/health certificate yang dikeluarkan oleh otoritas kesehatan yang berwenang di masing-masing negara,
インドネシアを訪問するすべての外国人は、訪問の目的と目的に応じて、インドネシアの代表者からのビザが必要です。
ビザを申請する際には、各国の保健当局が発行した健康証明書を添付する必要があります
インドネシアに入国するためには、出身国のインドネシア大使館または領事館であらかじめビザ（査証）を取得する必要があります。
そのためには、日本の場合は厚生労働省または各県の保健所などが発行した、新型コロナウイルスに罹患していないことを証明する書類を添えなければならない、ということです。
Kebijakan ini akan berlaku mulai Jumat (20/3/2020), pukul 00.00 WIB.
この決定は、2020年3月20日金曜日、西インドネシア時間午前0時から有効になります。
日本は現状として、新型コロナウイルスの罹患の疑いが大きい人以外はPCR検査もさせてもらえない状態なので、このような証明書を発行してもらうこと自体が非常に難しいと思います。
早く収束して、インドネシアによる（事実上の）外国人観光客入国停止措置が解除されることを願うばかりです。
なお、対象国は、インドネシア以外のすべての国となっています。
※3月19日追記：
駐インドネシア日本国大使館からの配信メールから抜粋
1、既にインドネシアに在留・滞在している外国人が保持している有効なKITAS（暫定一時滞在許可）／KITAP（定住許可）等が今回の措置により効力を失うことはありません。
2、ただし，KITAS／KITAP保持者がインドネシア国外に出国し、インドネシアに3月20日以降に再入国する際，渡航先の医療機関等で作成された「健康証明書」の提出が必要になります。
3、「健康証明書」とは，駐日インドネシア大使館によれば，（ア）形式は自由，（イ）英文，（ウ）航空機旅行に適した健康状態で呼吸器の感染症（発熱、咳、のどの痛み、くしゃみ、呼吸困難）に罹患していない旨が記載され，（エ）インドネシア到着日前７日以内に日本国内の保健当局／クリニック／病院／検疫所が発行したもの，とされています。
4、インドネシア入国前の14日以内に、イラン，イタリア，バチカン，スペイン，フランス，ドイツ，スイス，英国に滞在していた場合は入国不可。中国、韓国に滞在していた場合は別途制限あり。香港、マカオ、台湾は除く。
参考記事
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