【ニュース記事から】希望的観測:6月には収束??

世界中で深刻化している新型コロナウイルス禍。

東京オリンピックは一年延期が発表され、プロスポーツリーグも中止(バスケットボール、ラグビー)、中断(サッカー)、開幕延期(プロ野球)で、先が全く見通せなくなっています。

インドネシアも2020年3月28日時点で新型コロナウイルス陽性判明が1,000人を超え、首都ジャカルタは非常事態宣言。

 

日本でも全体でコロナ疲れ、自粛疲れが出てきて、そろそろいい加減にしてほしい、と誰もが思っていることと思われます。

そんな中、どこまで本当かわかりませんが、、、、

また、本当にこのようになるのか、わかりませんが、、、

インドネシア大手紙 KOMPAS 電子版から、一縷の希望?とも取れる記事がありましたので、主要な部分のみ抜粋し、和訳をつけて紹介しておきます。

 

 

Prediksi Penyebaran Corona di Indonesia Berubah, Berakhir Awal Juni

インドネシアでのコロナの感染拡大に関する予測:6月の初めに終息。

 

Peneliti Institut Teknologi Bandung (ITB) memprediksi, penyebaran Covid-19 di Indonesia akan mencapai puncak pada minggu kedua atau ketiga April dan berakhir akhir Mei atau awal Juni.

バンドン工科大学(ITB)の研究チームは、インドネシアにおける Covid-19 の感染拡大は4月の第2週または第3週にピークに達し、5月下旬または6月上旬には収束すると予測しています。

 

Prediksi itu berdasar hasil simulasi dan pemodelan sederhana prediksi penyebaran Covid-19 yang dilakukan Pusat Pemodelan Matematika dan Simulasi (P2MS) ITB.

バンドン工科大学(ITB)の「数学的モデリング及びシミュレーションセンター(P2MS)」にて実施されたシミュレーションの結果とCovid-19拡大の簡易モデリング予測に基づいています。

 

Nuning dan timnya menggunakan model Richard’s Curve Korea Selatan
(中略)
Model tersebut terbukti berhasil memprediksi awal, akhir, serta puncak endemi dari penyakit SARS di Hong Kong tahun 2003.

Nuning氏と彼のチームは、韓国のリチャード曲線モデルを採用しました。
(中略)
2003年に香港で流行したSARS(Severe Acute Respiratory Syndrome:重症急性呼吸器症候群)感染拡大の始まり、ピーク及び終息を予測することに成功したことがこのモデルで証明されました。

 

ただし、、、、、

 

Hasil simulasi lewat model Richard’s Curve dengan memasukkan data 14 Maret 2020 (dengan 96 kasus), tampak bahwa puncak penyebaran Covid-19 di Indonesia adalah akhir Maret 2020, kemudian diprediksi berakhir pada pertengahan April 2020.

(中略)

“Puncak akan bergeser di sekitar minggu kedua atau ketiga April dan berakhir di akhir Mei atau awal Juni,” ungkapnya.

Namun perlu dicatat, Nuning mengatakan, hal ini bisa terwujud asal penanganan pencegahan dilakukan secara serius, sigap, dan disiplin oleh semua pihak mulai dari elemen individu, masyarakat sampai pada pemerintah dan berbagai instansi terkait.

2020年3月14日のデータ(陽性判明:96名)を入力したRichard曲線モデルによるシミュレーション結果では、インドネシアにおけるCovid-19の感染拡大のピークは2020年3月末であり、2020年4月中旬に終息するという予測でした。

(中略)

曰く、「ピークは4月の第2週あるいは第3週のあたりにシフトし、5月下旬または6月上旬に終息する」

ただし、注意が必要です。個人、社会、政府そして様々な関連機関に至るすべての関係者によって拡大防止対策が真剣に、迅速に実施されない限り、予測は実現に至らないかもしれません。

 

3月2日に2名の陽性判明から、3月14日時点で96名、そして3月28日の本記事執筆・投稿時点では1,155名(治療中 994、死亡 102、回復 59)と、予想以上の感染拡大を見せているので、この数学的モデルに当てはめても、ピークアウト時期がどんどん後ろ倒しになっています。

また、当然といえば当然ですが、何も対策せずに放置していれば、感染拡大はとどまらなくなるでしょう。

政府レベルから個人、社会、すべてが対策をしないと、当然このようなモデルに基づく予測も吹っ飛んでしまうことは明白であり、これは日本も同じことです。

 

Laporan tentang simulasi pemodelan penyebaran Covid-19 di Indonesia akan dimuat di jurnal asosiasi biomath Indonesia,Journal of Communication in Biomathematical Science (CBMS).

インドネシアにおける Covid-19 の感染拡大モデリングシミュレーションに関するレポートは、インドネシアの生物数学協会誌 Journal of Communication in Biomathematical Science(CBMS)にて公開予定です。

 

Journal of Communication in Biomathematical Science (CBMS) は、バンドン工科大学(ITB)が主催する学術誌のようです。論文として掲載するということなので、それなりの確証性のあるシミュレーションモデルなのだろうとは思われます。

 

また、リチャード曲線(Richard’s Curve)を用いた COVID-19 のシミュレーションに関して、こちらにも掲載されていますので、紹介しておきます。
(すみませんが数学的なことは解りませんので翻訳と解説は割愛します)

 

 

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