SANADAはさらに覚醒する
EVILの権利証奪取と同じように、確かに高まっていたSANADAのIWGP初戴冠への期待、しかし皆さんご存知のようにイビサナ連敗で権利証もベルトも動きませんでした。
権利証と違ってIWGPのベルトは過去のAJスタイル×棚橋弘至で動いた歴史があるので、「動かない」ものではなかったんですが、結果はさらに進化した絶対王者オカダカズチカの防衛でした。
G1CLIMAXではレインメーカーにポップアップ式TKOを合わせて勝利を引き寄せたSANADAでしたが、今回チャンピオンはさらに新しい引き出しを開けてきました。
ツームストンにいくと思いきやの変形のドライバー、まだ技の名前は決まってませんが内藤哲也の「バレンティア」のようにここ1番で威力を発揮するフィニッシュ前の一撃といった感じでしょうか⁉️
完全無欠のチャンピオンがさらに強くなってしまいました。
やはり今のチャンピオンを倒すには引き出しを1つは増やして臨まないと勝てないみたいですね。
そう考えるとこのタイトルマッチでオカダカズチカにここまで出させたSANADAは負けたとはいえライバルとしての存在感は充分だったと思います。
来年の東京ドームでオカダカズチカと対峙する飯伏幸太は対オカダ戦に向けてどんな引き出しを開けてくるんでしょうね。
話は戻りますが、この戦いを経て強くなったのは、正確に言うと強くなるのはSANADAの方だと思います。
試合後にSANADAが流した涙。
確か3年半前の両国国技館、オカダカズチカ×内藤哲也のIWGPヘビー級タイトルマッチで、黒いスカルのマスクの男として現れたSANADA、G K金沢さんの「真田だぁ」でみんなの前にお披露目されましたが、ロスインゴ 加入当初はcold skullとしてあまり感情を表に出す事はありませんでした。
それが昨年辺りから徐々にコメントも出始め、以前よりは感情が出てきました。「頭から落とすだけがプロレスじゃないんだよ」の名言や「1番〇〇が好きです」の締めも生まれ確実にステップアップしてきました。
そして涙を流したSANADA。
今さら雄弁なキャラになる事はないと思いますし、それはファンも望んでないと思いますが、語らずとも感情が見えた事によって、ファンにとってはより感情移入しやすくなり応援にも熱が入るようになるので、この涙がターニングポイントとなりまたワンランク上がったSANADAとしてファンを楽しませてくれるでしょう。
EVILにしてもSANADAにしても両国で負けてしまった事で、東京ドームへの道は振り出しに戻ってしまいましたが、もうここはタッグでも良いです。
タッグリーグで優勝してドームでタマ、タンガに完勝して下さい。
それか、EVIL×SANADAのスペシャルシングルマッチなんてのも良いけど、これやっちゃうとなんかイビサナタッグ解消に向かってしまいそうなんで、これはまだいいです。
なんにせよ、秋のシングル4戦で全敗に終わってしまった Los Ingobernables de Japón。
もしかしたら、この全敗がベストだったのかもしれません。
シングル4戦全勝だとドーム大会でロスインゴ 対決&ロスインゴ 祭が見えていましたが、そのドーム後の反動がガクっときそうで怖いし、どっか1個でも勝っていたら他の3敗はその1勝でチャラって事もありえるし。
何よりもこの4戦全敗Jr.タッグリーグのどん底の状況だからこそ、これからドームへの巻き返しへ期待しかないですからね。
内藤哲也はエディオンアリーナでのタイチ戦が決まり、なんとなぁくインターコンチへの道が見えてきたようですが、EVIL、SANADA、鷹木信悟、BUSHIはまだノーテーマ、そして万全を期して待機しているであろう髙橋ヒロムもまだファンの前に姿を現していません。
どんなに遅くとも来年のドームまでには復帰しているでしょうし、ファンにとってはこれからのロスインゴ 勢の展開はどうなるのか、楽しみな時間ができましたよね。
カリスマ内藤哲也はこれを狙ってこの状況をつくったのか⁉️ない事もないですよね。
ではでは、アディオス✋
⬆︎⬆︎ここまで来たら押しちゃおう❗️