こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。

今回は先日購入したApple Watch Series 5について、1週間ほど実際に使ってみて気付いた点を書いていきます。

ただし僕は他社のスマートウォッチからの乗り換えなので、シリーズ5のすごいところに限らずApple Watchのすごいところになっている点があります。

 

 

 

 

バッテリーの持ちがいい

まず思ったのはバッテリーが長持ちするということ。

 

これまで使っていた他社のスマートウォッチでは画面の輝度を調整したり不要なセンサーを切ったりした状態で、朝家を出る時から夕方帰る時まででちょうど残量が50%になるくらいの消費でした。

 

しかしApple Watch Series 5ではより多くの種類のセンサーが搭載されています。また、画面の輝度を落とすような設定変更もせず、とりあえず標準の状態で使ってみたところ、同じ時間でバッテリー残量は60~65%ほどでした。

 

より高性能で、より多くのセンサーを積んでいるにも関わらず、バッテリーの減りが遅いのは素晴らしいです。

やはりソフトとハードが同じ会社により開発され、お互いがお互い専用に最適化されているAppleのデバイスだからこそ、無駄がないのかもしれません。

あるいは独自開発だという特殊な有機ELディスプレイの為せる技でしょうか。

 

使い方次第でもありますが、おそらく2日目の夕方くらいまでは充電なしでもギリギリ持つんじゃないですかね。まあ僕はギリギリになるのは嫌なので毎日充電しますが。

 

他社製品では充電なしで5日持つとかの製品もありますが、それらはどちらかといえば多機能デバイスとしてのスマートウォッチというよりは『活動量計』(アクティビティトラッカー)の性格が強い製品が多いです。

この手のスマートウォッチは多くが毎日充電することを前提としたもの。朝から夜までの使用で考えれば余るほどの十分なバッテリーパフォーマンスで、ハードに使用する日があっても大丈夫でしょう。

 

 

振動が上品

振動の仕方が、なんというかこう、上品です。

以前のスマートウォッチでは振動が”ヴーッ!”って感じだったんですが、Apple Watchでは”ゥブルルゥン”って感じです。え、わかりづらい?

 

いきなり最大出力で振動してピタッと止まるのではなく、振動が始まる時は弱い振動から徐々に強くなり、終わる時は徐々に弱くなります。時間的には一瞬のことですがこの演出が上質感を非常に高めています。

 

おそらく以前のスマートウォッチには搭載されていなかったHD振動機能が搭載されているんですね。非常にきめ細かな振動の演出です。これ、かなりこだわっているはず。

 

振動の音も静かです。というか音がしません。振動を「はっきり」に設定していても音がしないくらいです。

前のスマートウォッチでは静かな空間で何度も立て続けに通知が来ると振動音がうるさくないかと気を使っていましたが、Apple Watchでは全く音がしないので気にならなくなりました。

 

 

通知の伝え方が心地いい

Apple Watchに通知が来ると、もちろん振動するんですが、振動と同時に通知の内容が表示されるわけではなく、振動したのを受けて腕を持ち上げるのを検知して、画面を見るタイミングで通知の内容が表示されるんですね。

 

これが思いの外快適で、通知が来たら反射的にすぐに見なくてもいいので、マイペースに確認することができます。機械に自分が合わせるのでなく、自分に機械が合わせてくれる。たったこれだけのことなんですが非常に快適です。上記の振動の件もそうですが、Appleはこういう細かい演出がものすごく上質で気が利いていますね。

 

また、通知の内容の表示自体も、まず大きく何の通知かアイコンが表示されて、すっと画面が切り替わって通知の本文が表示される、という2段階です。このときのアニメーションも見ていて非常に気持ちのいい具合で、動きに引っ掛かりなどもなく完全にノーストレス。

 

先述の振動の仕方の件も合わせて、Appleが「通知が届く → 時計がそれをユーザーに知らせる → ユーザーがそれに気づいて時計を確認する → 時計に内容が表示される」という一連の流れに尋常じゃないくらいこだわって、並々ならぬ心血を注いで開発していることがうかがえます。

 

改めて考えてみればこれはスマートウォッチとしては基本中の基本とも言える部分。車で言えば走る、曲がる、止まるに相当するくらいの根本的な機能です。

それをここまで仔細に分析し、上質な体験をデザインできるというのがまさにAppleの強みなのかもしれません。これは思っていたよりもハードボイルドです。

 

 

 

デジタルクラウンに気を使わない

さて、Apple Watchをなぜ今まで買っていなかったかといえば、四角いからです。どちらかといえば腕時計は丸い方が好みです。それで丸いデザインのスマートウォッチを使っていました。

 

ところで、スマートウォッチといえば特徴的なのは竜頭(リューズ)を使った操作ですね。Apple Watchではデジタルクラウンと呼ばれています。

実は丸いスマートウォッチを使っていたとき、竜頭が時計右側の中央にあったので、手首を曲げたときに誤って竜頭を押し込んでしまうことが少なくありませんでした。

 

アナログな腕時計だと押し込んでも何も起こりませんが、スマートウォッチでは竜頭を押し込むとスリープから復帰したり、ランチャーが表示されたりします。このような誤操作が起こらないよう、いつも少しばかり気に留めていたのでした。しかしApple Watchでは四角いデザインなうえ、竜頭が上側に寄った位置についています。このことによって手首の動きによる誤操作が全くなくなりました。

これは完全に予想外で、しかし思いの外開放感があるポイントでした。スマートウォッチの誤操作を気にすることなく手首を自由に動かせる。これまでは実は不自由だったんだ、と改めて気づかされました。

 

純正のスポーツバンドは超優秀

個人的に最もいい意味で期待を裏切られた、感心したポイントかもしれません。正直純正バンドは購入前はデザイン的にそれほど好みでなく、サードパーティーのバンドをいくつか買おうと思っていたのですが、純正のスポーツバンドはいざ使ってみるとものすごく優秀です。

 

柔らかくさらさらしていて耐久性がある専用の高性能フルオロエラストマー素材は安価なシリコン製とは完全に一線を画していて、バンドの先端を内側に入れ込む特徴的な巻き方も相まってぴったりと手首に巻きつけて固定することができます。

一日中つけていても手首の上で時計の位置がずれることが一切なく、それでいて内側の蒸れもありません。ピタリと巻きつけているのに締め付け感や圧迫感も最小限で、これほど快適で機能的な腕時計のバンドは他に例を見ないといっていいと思います。

 

ベタ褒めになってしまいますが、それに値するバンドだと思います。

 

 

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