シニア層の起業意欲が増えている件
クラウド会計ソフトのfreee株式会社が
行った「起業」についてのアンケート調査が
今の時代を反映している結果が出ていて
興味深いです。
人生100年時代といわれ、「シニア起業家」
という選択肢に多くのシニアが
関心があるようです。
調査では「起業に関心があるか?」
という問いに、シニア層(50歳~69歳)の
28.7%が「関心がある」と回答
しているのです。
しかも、32.1%が「3年以内に」と
答えかなり具体的に温めている案が
あるようなのです。
同様に、20代、30代、40代では
「関心があるか?」
の問いに「ある」と答えた割合はそれぞれ、
39.5%、42.4%、37.4%という結果で、
社会人になって10年ぐらいの30代が高いのは
なんとなくわかる気がしますね。
また、「3年以内に」起業
したいと答えたのは
年代別ではシニア層が最も多かったようです。
若年層よりもシニア層のほうが、
より具体的な起業イメージを持っている
ようです。
長年のサラリーマン生活で
いろいろ考えていたということでしょうか。
一方、起業に対する不安という面では
やはりここは、経験値の違いでしょうか
若年層では実務面の不安が大きく
シニア層は特に実務面ではあまり
不安を持っていなくて、資金や収入源
に対する不安が大きいようです。
シニア層が起業の理由の中で他の世代と
違っていたのは、
定年後も社会とつながっていたい
と回答した割合が多かったようです。
まさに100年時代のための
定年後のセカンドライフを充実させる
手段としての「シニア起業家」
なのですね。
起業に「関心がある」シニア層の
起業したい職種は、1位は13.7%の
同率で「小売業」と「コンサルタント業」
の二つで、
「飲食業」(13.3%)や「教育・学習支援」
(10.0%)が続いています。
これまでのキャリアや趣味で得た
知識やノウハウを
活かしたいという意向が反映されて
いるようです。
人生100時代となると、定年後も元気で
いられる期間が長くなるので
その時に自分でできる仕事を
何か見つけておくのは重要なことに
なってきそうです。