本日は米中関係の悪化を懸念されて米国株は軟調に終わっています。ダウ-0.41% ナス-0.97% SP500-0.78% 。最も好調だったのは、航空関係や軍需関係だったと思います。後はラッセルがプラスで終わっていますね。
軍需関係としては【BA】ボーイングが4.2%、【RTX】レイセオン4%、【LMT】 1.7%程上記状況で上昇しています。軍事関係の需要が高まるだろうというマーケットの予想からだと思います。
今回はその米中関係の悪化に関してお伝えすると共に、あくまで私見ですけど茶番なんじゃないかと思っている理由を簡単に説明しますね。
では米国株投資家もみあげの「米中関係悪化は茶番か!?米国と中国の譲れない事情とは?」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
米中摩擦は茶番か?
これは私見なんですけど、米中は本気でやり合う気はないような気がしています。なぜならばタイミング的にお互い本気でやり合っても何もメリットがないと思われるからです。
中国もコロナでの経済被害は相当大きいですし、世界中から非難を浴びています。トランプ大統領としてもこれ以上の経済被害は大きくしたくないでしょうし、仮想敵国=バイデン民主党候補への批判につなげたいだけな感じがしてきています。
香港治安法制
中国の全人代において香港治安法制が議論されるという事です。中国国内での国家統制法と同じ内容の強力な統制力を持つ法案だという事です。
この法案に対して、トランプ大統領はホワイトハウスの会見で強行に反対するといった内容を発言しています。また米上院は超党派で制裁法案に向けた準備に入っているとの事です。
中国企業の締め出し
外国政府の支配下にないことを証明するよう求めるほか、米規制当局による会計監査状況の検査を義務付ける。3年間、検査を拒否した場合は上場廃止となる。法案が上院で可決されています。
中国企業、検査拒否なら米上場廃止 上院が法案可決 (写真=ロイター) :日本経済新聞
ただ本当に通るとは思えないんですよね。通ったとしても限りなく牽制の面が強い状況になるのかと。
トランプと習近平
トランプ大統領としてはとにかく次の大統領選挙で再選したいわけです。そしてバイデン候補が中国寄りであることは周知の事実です。
言ってみれば中国を批判すればするほど、バイデン候補を批判してる事になり、それによって支持率を高める事ができるんです。
習近平政権としてはバイデン候補に当選してほしいでしょうけど、現実問題としてあまりにも表向きに支援したとしたら、世界中から非難されそうな気もします。
ただ支持率という意味ではトランプ大統領は苦戦してるというか少し迷走してる気がします。下記が支持率の推移です。
関税などの可能性もあるかと思いましたが、ここまで経済状況が悪化してる中で、とてもじゃないが実施できないでしょうし、11月まではもう時間がないので現実的じゃないですよね。
習近平さんとしては、先ほどの香港法案において軍事費を拡大したい狙いもある為に、香港法案成立には強行に動きそうな気配ですよね。
トランプとバイデン
トランプ大統領とバイデン候補の差が縮まっていません。依然として均衡しています。トランプ大統領は中国を非難して矛先をかわしていますが、コロナ対策の初動やコロナに関する専門的な知識の欠如を批難されているからかもしれないです。
もし2次感染が再度起こったとしたら、大きな支持率低下につながるかもしれないので、今のうちに外堀を埋めておこうとしてるかもしれません。
まとめ
では「米中関係悪化は茶番か!?米国と中国の譲れない事情とは?」をまとめていきますね!
2019年の米中摩擦は本当にお互いの経済に大打撃を与えたと思っています。お互いに報復関税を繰り返していたので、ただそれが製造業などを疲弊させて、結果としてコロナパンデミックです。
中国がどのような意図でコロナの情報を開示しなかったのかはわからないです。但し、今の両国の経済状況で本気でやり合うとは到底思えないんです。マーケットや国民の関心を米中関係に集中させて、そしてトランプ大統領は再選・習近平は国家統制力の強化という最終目的に利用してそうな気がします。
自分としては正直見てて、なんとも言えない気分になりますが、これが政治や外交という物だとおもって割り切るしかないんだろうなという憂鬱な気分にはなりますね。
では皆さんの米国株投資による中・長期の資産運用の成功を祈って!
*投資判断はあくまで自己責任で
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