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将来性抜群のXRP(リップル)、いつまで下落するのか?トレンド転換を期待できる2つの注目ポイント

テクニカル分析

2020年4月1日

リップル

目 次
1.XRP(リップル)直近の値動き
2.XRPの価格が上がらない理由
3.バブルチャート全戻し
4.バブルチャート形成前の参加者の売り
5.価格が上がるための条件
6.XRP(リップル)の週足チャート
7.XRP(リップル)の上昇タイミング
8.ボリンジャーバンドでスクイーズ発生

こんにちは。 今回は 時価総額ランキング3位のXRP(リップル)について お話したいと思います。

あまり価格が動かないことでも有名なXRPですが、

「なぜ動かないのだろう」

「いったいいつまで待てばいいのだろう」

そう思っておられる方も多いかと思います。

個人的な見解ですが、

・特定のトレンドラインを上抜ける

または、

・遅くても2020年10月~11月ぐらいまで

この2点に注目することでXRPの今後が見えてくるのではと考えています。

その理由を説明する前に、まず直近の値動きとなぜ 価格が上がらないのかを説明したいと思います。




■ 1.XRP(リップル)直近の値動き

リップル

これはXRPの4時間足チャートです。

2020年2月15日から押さえつけられていたレジスタンスラインAを上抜けていますが、 レジスタンスラインBの下に潜ったままですね。

直近で言えばこのレジスタンスラインB(0.18ドル付近)の上で安定して推移できるかどうかが 注目ポイントになります。

リップル

0.18ドル(20円ぐらい)はバブルチャートを形成した際の始点となったポイントであり、 その下を推移しているということは、 バブル以前に購入した人達も売っているという図式になります。

その水準を下回っていればまだ売られている、上回っていれば 売り圧力が小さくなったと見ることができるのです。

※抜けてすぐ戻ってくるのではなく、しばらく踏み留まるような動きがないと 抜けたとは言えません。

今ちょうどこの付近にいますよね。 とりあえず、最低でもこのラインの上を推移しない限り上昇は厳しいと言えます。

そもそもなぜ価格が上がらないのでしょうか?

XRPは他の通貨と比べてやたら下落が長く反発も少ないですよね。



■ 2.XRPの価格が上がらない理由

リップル

XRPの価格が上がらない最大の要因、それは・・・

XRPは上がると思っている人が異常に多すぎる

これに尽きると思います。

※リップル社のロックアップもそうですが、それだけではないということです。

価格が上がれば利益を得たいと考えるのは当然ですが、 価格の上昇を見込む参加者が多い市場では、これが非常にやっかいなのです。

簡単に価格が上下する仕組みを説明すると・・・


(1)将来性を期待してXRPが買われます。

(2)価格が上昇します。

(3)価格が上がると利益確定のために売られます。

(4)その売りによって下落が発生します。

(5)下落によって安くなります。

(6)価格の上昇を見て買いたかったなーと考えていた人達が買います。

(7)また価格が上昇します。

(8)先ほど売り損ねた人達が売ります。


価格上昇を見込む参加者が多い市場だと、 ひたすらこれを繰り返されます。


いわゆる「上値が重い状況」です。

もう一つ付け加えると・・・

例えば、買っては売られてを繰り返されて価格がその場から全く動かない状況が あるとします。

資産はマイナスになっていないにも関わらず、 長期間この動作を繰り返されると精神的に耐えられない人がでてきます。

耐えられない、つまり売りが発生して価格が落ちます。

このような要因がバブルチャートの消化と重なって負の連鎖を引き起こしているのです。

客室満員、さらに翼にまでしがみつかれた飛行機は重すぎて飛びたてないのと同じです。

上がらないというよりも上げられないという解釈の方がしっくりくるかもしれませんね。



■ 3.バブルチャート全戻し

リップル

バブルチャート形成後、 大口の利益確定によってズドンと下に大きく落ちて、 多くの参加者が一瞬で含み損を抱える状況に陥りました。

このズドンはバブルが終わった合図であり、 このような状況では、反発して価格が戻ると多少損失を出してもいいからとりあえず相場から逃げようとする動きになります。

※大口が天井だと思っているということはもう上がらないぞという心理が働きます。

そのため、上がっては売られてを繰り返しながら徐々に下に押さえ込まれていきます。 価格上昇を見込んだ参加者が多いため他の通貨より長期間押さえつけられます。

ちなみに現時点では、XRPはバブルの垂直上げを全て消化しているので バブル時に飛び乗って 含み損を抱えた参加者(投機目的の人達)をほぼ決済させたと見ることができます。

じゃあ、なぜまだ落ちている?


■ 4.バブルチャート形成前の参加者の売り

リップル

XRPは、 多くの世界的大企業、各国のメガバンク、投資家達によって強力なコミュニティを構築していて、 おそらくどこよりもファンダが強い通貨だと言えます。

そのため、バブルチャート形成前から投資していた人が多い通貨で、 これまた他の通貨よりもその割合が多く、その層が売りを発生させているのです。

バブル後に売り込まれる様を見て・・・

「なぜここまで将来性があるのに売り込まれるのか?」

「もう上がらないのか?」

このような心理によって、下落に耐え切れずに売りが出ていると見ることができます。


このような状況に対して、一見ダメなように思えますが 一概にそうは言えません。今後の価格上昇を見込むのであれば、むしろ良い傾向だと思っています。

なぜそう思うのか?




■ 5.価格が上がるための条件

価格上昇を見込む層が多いことが理由で上がらないのであれば、 上がるためにはその逆・・・

参加者に買いポジションを持たせないようにする


つまり上がっても売られないようにすれば良ということです。

これはXRPに限らず他の市場でも起こることですが、 大口が売りに売りまくって参加者が買いにくい、もしくはまだ安くなると思って買わない場面で 価格を上げてくることが多々あります。

グイグイ上昇する時はたいていこのパターンです。

買わせてもらえずもう飛び乗るしかない状況。

上がってもまた落ちてくるから待ってよう・・・

「落ちてこない?」

「ん?上がるのか?」

「置いていかれる!」

置いていかれる焦りで売るという思考を排除されるため、 上から売られることなく急騰を引き起こします。


こう考えると今のXRPの状況は悪くないように感じます。

※本当に落ちてくることもあるのでこのタイミングが何より難しい・・・

投機目的の人達を排除して将来を見据えた投資目的の人達だけを残している状況になりつつあるということです。

よく、投資(投機)は最終的に1割の人しかプラスにならないなんて言いますが、 まだホールドしている、XRPを信じて積み立てているという方だけが報われるとしたら ちょうどそんな感じになるのかなと感じます。

しかし、リスクは必ずあるので無くなっても良い資金であればホールドや積立るのは有りだと思いますが、 そうでない方はどこかでスパッと切ってしまう判断も必要だと思います。

※ちなみに私はXRP持っていません・・・ZEC(ジーキャッシュ)のような匿名通貨押しですが、いつもXRPとETHは 常に気になっています。たぶんこういう人が飛び乗って大口に狩られるんでしょうね(笑)


少し話が脱線してしまいましたが、次は、売りが解消されるのはどのタイミングなのか? について見てみようと思います。


■ 6.XRP(リップル)の週足チャート

リップル

これはXRPの週足チャートです。

長期で考えると、このレジスタンスラインCにもう2年ほど押さえつけられている状況です。 基本的にこれを上抜けないかぎりグイグイ上昇するのは難しいです。

上抜けることができれば、ようやく上値が軽くなったのか? やっときたのか?どうなんだ? と思えるラインです。

XRPはファンダが強いので、あるニュースをきっかけにピョコンと顔を出すかもしれませんがそれはそれでOKです。

ビットコインの調子が戻ればそれにつられて上昇することも考えられます。

しかし、このまま抜けなかったらどうなるの?って思いますよね。

こればっかりは何とも言えないのですが、 遅くとも11月ぐらいまでには上抜けるのではないかと考えています。



■ 7.XRP(リップル)の上昇タイミング

リップル

高値も安値も切り下げる下落トレンドですが、 ただの下落トレンドではなく徐々に値幅が狭くなってきているのがわかります。

いわるゆ下降ウェッジと呼ばれるチャートパターンで価格は先端に向けて動く傾向があります。

先端までいった場合の価格は5円~8円ですが、ちょうどこの時期は リップルの大型イベントSWELLの開催時期に重なるのがちょっと気になります・・・


基本的に最悪の状況は常に想定していなければいけないので、 もし逆に下落した場合のサポートラインは大きく3つあります。

長期投資での買い増し、損切りの目安にして頂ければと思います。

リップル

青丸部分を拡大してみます。

リップル

・0.13ドル(14円)

・0.07ドル(7~8円)

・0.03ドル(3.3円)


そしてもう一つ・・・


■ 8.ボリンジャーバンドでスクイーズ発生

リップル

ボリンジャーバンドを知らない方、とりあえず価格を覆いこむようにふわ~っと描画されているのがボリンジャーバンド だと思ってください。

ふわ~としたものがバブル急騰後からぎゅ~っと 圧縮されているのがわかります。

これは、スクイーズと呼ばれる状態です

ボリンジャーバンドでスクイーズが発生すると、最終的には上下どちらかに大きく動きます。

それをエクスパンションというのですが、それがいつ起きてもおかしくない状況 だと言えます。

※バブル前もスクイーズが起きてエクスパンションが発生していますが、 別にバブルとか関係なくスクイーズ後はどちらかに跳ねることが多いので ぜひ他のチャートでも確認してみてください。



ボリンジャーバンドだけでは上下どちらに放たれるのかは判断できませんが、 下降ウェッジの性質を組み合わせると上方向へ急騰する可能性の方が高いのかなと考えています。

アルトコインはビットコインに振り回される傾向が強いので それだけが懸念材料ですが、ビットコイン、イーサリアム、リップルの三本柱は 元気がないと面白くないのでぜひ頑張ってもらいたいものです。


閲覧ありがとうございました。