脛骨高位骨切り術の術後経過について

無事、正常とされる血圧(130-70程度)に落ち着き、一旦退院した後再入院し、1月29日(水)午前9時過ぎに手術室へ入室。当初30日(木)のはずだったが、27日(月)入院時に「水曜日になりました」と看護師からサラっと言われ、「じゃあ、夜「相棒」観れるかな」とどうでも良いことが心配になった。今となっては観たかどうかさえ記憶にない。

メインの手術は右脚の脛骨の内側、膝関節に近い部分を文字通り「骨切り」して、その箇所をグイっと広げる。見た目(見たことは無いが)楔の形になる。そこで、荷重が大腿骨、脛骨の中心を通るように楔の広げる角度を調整するのだ。広げた状態でメタルプレートで固定し、楔を人工骨で埋めていく。この時、化骨がうまくいくように人工骨をいかに埋めるかが重要なのだそうだ。(執刀医談)

無事、人工骨を埋め込んだら、患部に血抜き用の管を入れ皮膚を縫合。メタルプレートはそこそこ大きくて、その部分を触ると当然硬い。異物が体内に入っているだけに妙な感じだ。術後は3時間寝たまま。尿用の管は麻酔が切れる前に抜いてもらったので、尿意を感じだと気は、痛みに耐えて自ら尿瓶を使っておこなった。だが、3,4回目まで、尿道が強烈に痛んだのだが、あの痛みは二度と経験したくない。

メインの手術と書いたが、ではサブはあるのかと思われると思うので、ついでに書いておく。実はもともとの膝痛の原因は半月板損傷で、内側の後方の箇所が痛んでいた。同時にその部分の軟骨も傷んでおり、この2つについては、骨切りに先立って手術を行なっている。内視鏡での手術だが、東京逓信病院はこの分野では世界的に有名なようだ。

術後の幹部の痛みは筆舌に尽くしがたく、今思い出してもゾッとする。でも、手術はうまくいったわけだし、痛いのは生きてる証拠だと言い聞かせ、我慢強くリハビリに耐え、術後1週間あたりから、ストレートレッグレイズがなんとかできるようになった。当初は両手で支えないと上がらなかった右脚だが、おそらく筋力が無くなったのではなくて、痛みによって脳が筋力を発揮しないように制御していたのではないかと思える。

現在のリハビリは体重の半分を右脚にかけることができるレベル。明日(2月19日)で術後3週間になるが、おそらく体重の4分の3までの荷重にレベルアップされるはず。予定では術後4週間で退院だが、その時の自分が全く想像できないので、今からやたら不安に苛まれている。おそらく松葉杖無しでの歩行は無理だろう。