最近、不動産業者さんから
「新築マンションの売れ行きが悪くて・・・」
とぼやきを聞くことが増えました。
不動産業者さん悩みを聞くのも私の重要な仕事です。
悩みや不都合なことから、コンサルティングの
糸口が見つかることもしばしば。
一方で、住宅を購入したい人から、住宅ローンの借入額を
もう少し増やしたいという相談も増えてきました。
供給側である不動産業者の悩みと
住宅購入者からの相談内容を照らし合わせると、
ニーズはあるけど高すぎてローンが通らないという状況。
結論は、現在不動産価格が高すぎる、ということ。
5年前くらいは、都内の新築マンションで駅徒5分圏内で
4,000万円前後のファミリー向け物件も見られました。
年収500万円台のサラリーマンで年収の7倍強くらいでしょうか。
それと同じような新築物件を探すと5,000万円では買えません。
年収の10倍近い物件を購入することになります。
返済額を試算してみましょう!
◆借入金額4,300万円、金利1%、35年返済の場合
月々返済額 121,382円 ①
◆借入金額5,300万円、金利1%、35年返済の場合
月々返済額 149,611円 ②
①と②への増加金額 28,229円
この数年間で新築マンションが値上がりしたため、
月々返済額も増加してしまったのです!
新築マンションの購入を断念した人が
やむなく中古マンションを購入することになるので
中古マンションの値段も新築価格に引っ張られて
値上がりしていますね。
通常、賃貸家賃が値上がりしても良さそうですが、
家賃相場が上がる気配はないので、家賃収益利回りは
低下傾向です。
住宅ローンは計画的に組みましょう!