昨日、街中でクリスマスケーキが大幅値引きで売ってました!

しかし買う人もまばらで売れ残ったケーキは廃棄されたのでしょうか。

コンビニのファミリーマートではクリスマスケーキは予約制にしたそうで、

利益率は良いかもしれませんが、チャンス逃している気がします。

 

先日、不動産にもバーゲンがあるのか?という質問を頂きました。

結論から申し上げると、

業者が売主の割安な不動産は以下の3点にほぼ集約されるかと思います。

 

①値付けの失敗

②仕入れの失敗

③資金回収を急ぐ場合(会社存続に関わる財務的な問題発生時)

 

一般的に不動産業者が値付けを失敗することはあまりないので、

値付け失敗によるバーゲン価格は有り得ないでしょう。

仕入れの失敗はよくお話を聞きます。

不動産業者が安く仕入れ出来たと思ったら、

銀行の融資がつかない(担保不適格物件だっだ)など、

出口(販売する際)で難渋するケーキ🍰 ケースです。

先日ブログで紹介した旧耐震マンションが

良い例かと思います。

とはいうものの、驚くほど割安にはなりません。

では不動産のバーゲンは本当にないかというと、

あるんです、というか、ありました❗️

 

それは10年前のリーマンショックが騒がれた時!

筆者が新築マンションの投げ売り(バーゲン)を見たのは。

 

某マンションデベロッパーは資金を一刻も早く回収するために、その時期だけ、

3〜4千万円台のマンションを一声で1千万円以上の値引きで販売処分しました。

某マンションデベロッパーの販売部門は本社財務部から、

出来るだけ早く販売在庫を減らすよう指示が出されました。

販売現場では購入希望のお客様が買い渋る状況になると

販売現場の担当者が本部財務部に電話を入れ、

その場で財務担当役員が1千万円以上の値引き決裁を即決していました。

採算は合わなくても債務を圧縮するために処分していたのです。

マンションデベロッパーが企業として生き残るために

時を争うように泣く泣く投げ売りをしたのでした。

 

 

ケーキには賞味期限でバーゲンされますが、

不動産は景気(ケイキ)でバーゲンされます

 

それでは。

 

 

 

 

 

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