Dockerfileではコンテナに環境変数を設定するENVコマンドを使うことができる。

DockerfileにおけるENVコマンドの書き方には2通りの書き方があるので、それぞれを紹介する。

ENVコマンドの基本

まず一つ目の書き方は以下のように変数名の後に半角スペースを入れて値を設定するパターン。

FROM ubuntu

ENV myName taro
ENV myDog gon

RUN echo "$myName, $myDog"

このDockerfileをbuildすると、ENVコマンドで設定した環境変数の値が出力されるはずだ。

1行にまとめて書くパターン

もう一つの書き方が以下のように変数名と値をイコール記号で繋ぐパターン。

FROM ubuntu

ENV myName="taro" myDog="gon"

RUN echo "$myName, $myDog"

このパターンは複数の環境変数を同時指定する際によく使われる。

このDockerfileをbuildした場合も先程と同様、環境変数の値が出力される。