日本の約82%は、規模の小さい零細企業です。
10人以下の会社や個人経営がこれに当たります。
11〜30人の会社は約13%だといいます。
この二つを合計すると95%です。

日本の約95%を占めているのが、零細企業になります。
テレビや新聞で流れる情報はどこに基準を置いているのでしょう。

もうすぐ、夏のボーナスの情報がテレビで流れます。
多分、今年の夏の平均ボーナスは65万円でした・・・なんて、
そんなニュースが流れると思います。

実は、この情報は大企業の情報です。
95%の零細小企業の情報ではありません。

茶の間でこれを知った時、65万円かスゴイなと思う。
公務員、大企業が65万で、95%の零細企業は○万と言わない。

情報化時代は、信頼できる情報が必要なのです。
信頼できるとは、公務員、大企業が65万で、零細企業が
○○円と両方を伝える必要があります。

あたかも日本の平均ボーナスのようにマスコミは公表する。
公表するマスコミ自体が大企業だから気付かないのです。
彼等は95%の零細企業を眼中に置いていません。

そこで、30人以下の経営者及びそこで働く人が知っておか
ねばならないことがあります。
私が学んだ先生(清水龍栄)からの言葉を引用して説明します。

『情報化時代は、短期的に大事なものは何か、これはカネです。
中期的に大事なものは何か、これは情報です、
長期的に大事なのは信頼できる人間のネットワークです。

まず、いまもし全然カネがなくても、いい情報をもっていれば、
株式市場で信用取り引きすればいくらでも儲かります。
カネなんかなくても情報さえあれば儲かります。

しかし、情報というのはすぐ陳腐化する。
例えば、巨人が勝ったとか全然情報として意味はない。
みんなが知らない情報、個性的でいい情報でないとおカネにならない。

だけどいい情報でもすぐ陳腐化してしまいます。
そうするといい情報を絶えず発信してくれる信頼できる
人間のネットワーク、これが一番大事です。

情報を出してくれてもいい加減な情報では困る。
信頼できる情報を出してくれる人間のネットワーク、
それをつくっていかなければいけない・・・。』

いまの時代は、これは儲かるという情報が沢山ネットで流れています。
流している会社や人は信頼できるのかが大切です。

10万円儲かる。30万円儲かる。・・・
果たして信頼できる情報でしょうか?
ちょっと調べてみて下さい。仕掛けが見えてきます。

人間の心理をうまく利用し、締切を決め、値引きをし、次々にメールで煽る。
そんな会社や人の情報が山ほどで出回っています。

情報化時代で大事なのは人間です。
関係性のない、得体の知れない人間ではありません。
信頼できる人間になります。

まず、甘い誘惑に乗らないことです。
楽して儲かるなんて、そんな話しはまずありません。
現に成功している人達は、甘い話で、しかも誘惑する
ようなことは決してしません。
彼等は、具体的な目標を企画し、その仕事をしています。

ロトや宝くじで数億を当てるのは確率です。
夢を語るのは素晴らしいが空想でしかありません。
短期的にはカネなのです。
だから、今日稼がねばなりません。

いつまでに、いくら欲しいかをノートに書きましょう。
それを得るには何をすればいいかを書きましょう。
具体的に何をするのかを書かないとカネに繋がりません。

その間に、信頼できる人間を見つけましょう。

その人とネットで時間を掛けて関係性を作りましょう。
その人は、きっと毎日学習をしています。
その人は、明確な目標を持っています。
その人は、具体的な課題に対策を打っています。
その人は、課題に対して行動を起こしています。

そんな人を見つけたらいいですね。
そんな人を人間ネットワークの一人に加えるのです。
ビジネスを行うには、信頼できる人間を何人持っているか。
その人から本物情報が入ってくるようにするのです。

そのためには、信頼できる情報を発信する必要があります。