レラストロロジーを始めた頃から、わたしが自分の内で決めていた
ことに、
「存命の人のホロスコープを本人の許可なく見ることと、
それに関して公的な場で発言することはしない」
というものがあります。
占術関連のブログやSNS上などでも、有名人のホロスコープに
ついて触れておられる方様は多いですし、それをしている人の
ことをどうこう言う気は全くないのですが（そのかたの自由だからね。
ご自身の考えがあってそうしていらっしゃるのだし）、
自分は、そういった行いはしないと決めていました。
それは、
いくらみんなが知っている著名人や公人でも、個人的に仲よくしている
わけでもないなら星だけでその人のことをわかった気にはなれないし、
星の作用やチャートの影響はとても大きいと理解していても、
そこにいるのは「星」ではなく生身の人間で、星などよりその人自身次第
だと考えているから。
1秒先はわからないこの地上で、たかだか星を見たぐらいでその人が
どんな人でこれからどうなるのかなんて、自分は言えないと思うから。
それに、ホロスコープを鑑みる者であっても、星だけで判断され決めつけられる
ことは自分は好きではないから。
ありていにいえばわたしは「太陽土星合で月冥オポだからこういう人間」
なのではなく、
「こういう性格でこういう価値観でこういうふうに生きてきたからこういう人間」
なのだということです。
（それをネイタルが裏打ちしてる、って仕組みなんだけど）
提供物の「星を愛でる」などでは、見ず知らずの方様のホロスコープを
拝見し提供物をおつくりするわけですが、
それはそのかたご自身からのお申し込みをいただくから成立すること。
お申し込みは契約と誓約で、そのかたとわたしの間に紐づけがなされ、
それに則って「星を愛でる」などをおつくりすることができる。
だから、「星を愛でる」などでは、原則ご本人以外のものの制作は
できません。
（たまに、家族のものをつくれないか？ とお問い合わせをいただきますが、
特別な場合をのぞきお断りしています）
西洋占星術以外でも、ネイタル系の占学はそうですが、
生まれた日と時間・場所って、その人にとってとても大切で重要な情報です。
他人がそんな簡単に、興味本位で覗き見するものではないと感じています。
（もちろん、自分も人間なので、関心があって他者のネイタルをこっそり見る
ことはありますが、それについて公的な場で言わない・触れないという点は
重視しています）
ただ、すでに亡くなっている人の場合は、ホロスコープを見て触れさせて
いただくことはあります。
以前やっていたレラストロロジー通信でも、ほぼ毎月「人とホロスコープ」と
いうコンテンツで過去に地上で生きた人のホロスコープを追ってきましたし、
通信ではそのコーナー以外でも、アレイスター・クロウリーのチャートなどへも
言及をおこなっていました。
亡くなってしばらく経つ人のホロスコープへは、そのかたが地上で生きた軌跡を
たどらせていただく意味でアクセスしますが、「拒絶に遭った」と感じたことは
ありません。
「人とホロスコープ」の記事も、何らかのかたちで再録をおこないたいのですが、
毎回単純に制作時間が足りなかった思いも強いので……、改めて手を入れて、
また紙媒体の形態でまとめたいなという気もします(;^ω^)
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