自己愛性人格障害との離婚の記録

調停、裁判、2年かけて自己愛性人格障害の夫との離婚までの道のりを綴ります

愛人への訴状(慰謝料請求事件)

H28.5.12付

弁護士Y先生より裁判所に提出してくださった愛人への訴状が届いた。

慰謝料請求事件 (内容は一部割愛させて頂きます)

起訴物の価額 金5.500.000円

第1 請求の趣旨

第2 請求の原因 1 当事者 2 被告の不法行為 ①不貞行為 ②交渉経過 ③損害

第3 総括 よって、原告は、被告に対し、不法行為に基づき、金550万円及びこれに対する不法行為後である平成28年3月16日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払いを求める。

Y先生は愛人には慰謝料100〜150と言っていたが書面には550万とあり、確認すると、今回の場合は夫と愛人での慰謝料との事。 おそらく550万を払えないと300万位になるかもしれない。ただ300万は確実に貰いたいとの事でこの金額になった。 ならば800万位にしておけばよかったと…後に後悔したが…慰謝料の相場とはそんなものらしい。

20年近い婚姻関係、2人の子供、4年の不貞期間を持ってもこんなものらしい。

4度に渡る妊娠の事は関係ないのかと聞いてみたが、あまり関係ないらしく、期間の方が大事な判断材料になるようだった。

訴状の中の言葉が"支払え"とか"被告"とか、そもそも"慰謝料請求事件"とか…ニュースの中のような言葉が並んでいて、改めて、たかだか浮気、不倫、不貞行為だが(っと言うのは間違ってるかもしれない、子供達を巻き込んだ大事件であった訳だから)…事件として扱われる、その事の大きさを夫に愛人に理解して欲しいと強く思った。

両親や友人はこれだけの事をして家族を壊して1億貰ってもいいと言っていたが…無いところからは取れない。結局は法律は被害者に有利には出来ていないのだとも思った。

夫に代理人がついた事を娘に話した。

"パパの弁護士の先生恥ずかしくないのかな。弁護士になろうと思った時、きっと弱い人の味方になろうと思ったんじゃないのかな?悪い事してる人の味方をする為に弁護士になったのかな"

子供の言葉は時に一番正しい。 出来れば夫の代理人に聞かせてやりたかった。 いや、代理人ではなく、代理人を立てた義母や夫に聞かせてやりたかった。

Y先生にそんな話をしたら…僕も同じように被告の代理人になる事はある。ただ、僕はスムーズに離婚出来るよう促すし、払うもの払える甲斐性がないと遊んじゃダメですねって言う。お嬢さんが言うように気持ちいい仕事ではないですと苦笑いしていた。