《混沌魔竜カオス・ルーラー》……良き力だ……。
今回は、カオス・ルーラーを採用したカオスドラゴンメイドデッキの紹介です。
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デッキコンセプト
「ドラゴンメイド」デッキにおいて、墓地肥やしができることはかなり大きなアドバンテージとなります。
加えて、新規トラップである《ドラゴンメイドのお片づけ》の墓地効果が強いことと、チェイムへのアクセスが重要視されることから、カオスルーラーを用いて墓地を肥やそうというのが今回のコンセプト。
それに際して、ゴーキンを採用せず、様々な召喚法のエクストラモンスターを採用してみようというのも今回の狙いです。
デッキレシピ
メインデッキ
標準的な「ドラゴンメイド」の採用に加え、レベル8シンクロを立てるギミックとして《サイキック・リフレクター》を用いています。
有能新規 ドラゴンメイドのお片づけ
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドのドラゴン族モンスター1体と相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の手札・墓地から「ドラゴンメイド」モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
今回の構築のキーカードであり、新規カードである《ドラゴンメイドのお片づけ》ですが、①②の効果どちらもめちゃくちゃ強く、非常に優秀なカードです。
1ターンにいずれか一つの効果しか使えませんが、墓地へ落ちても使えるのは非常に便利です。墓地肥やしとも噛み合っているため相性が良いですね。
①はハスキーでカバーできない破壊以外の除去であり、②の蘇生効果も効果を無効にしないことからアドバンテージを稼ぐことを狙えます。加えて、レベル制限もないのは強すぎる……。
レベル8シンクロギミック
《混沌魔竜カオスルーラー》を出すために必要なギミックです。最小限の消費で出せるよう《サイキック・リフレクター》と《バスター・ビースト》のセットを採用しました。
サイキック族であるため、《緊急テレポート》でリクルートででき、自身が闇属性であるため、《混沌魔竜カオスルーラー》のサーチ対象でもあります。
状況に応じて、レベル7シンクロも行えるのが便利。
カオスルーラーサーチ対象
最優先で手札に加えたい《ドラゴンメイド・チェイム》が闇属性であるため、カオスルーラーのサーチ対象となります。
加えてサーチ対象として以下を採用しています。
- ドラゴンなんでも手札or墓地から特殊召喚の《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》
- シュトラールの融合素材かつレベル7シンクロ製造機デストルド
- 名称ターン1のない手札誘発でありレベル1チューナーである《エフェクト・ヴェーラー》
- 通常召喚からレベル5〜9のシンクロができる《サイキック・リフレクター》
《エフェクト・ヴェーラー》は手札から切りやすく、カオスルーラーの蘇生コストを賄いやすいという利点もあります。
フリー用のデッキですが、相手がリンクを多用するデッキの場合、サイドデッキとして《幻創龍ファンタズメイ》を用意しておくのも良いと思います。
ファンタズメイも《ドラゴンメイド・シュトラール》の素材となり得、闇属性であるため、非常に有用です。
バージェストマ・ディノミスクスの採用
一度回り始めるとリソースが切れることなく維持できる「ドラゴンメイド」において、以前から相性が良いとされていた《バージェストマ・ディノミスクス》ですが、強力な罠の新規が出たことにより、さらに有用性が増しました。
リンク素材にもなりますし、破壊以外の除去であるため、ハスキーで除去できないモンスターやバックに触ることができます。
エクストラ
《強欲で金満な壺》を採用していないため、バリエーション豊かに採用できました。融合シンクロエクシーズリンクの4つの召喚法を操れます。
ドラゴンメイド融合体
採用枚数は
- ハスキー3
- シュトラール2
です。シュトラールはエクストラデッキに戻る関係上2で良いと判断しました。
ハスキーはシュトラール効果で出せるものの、正規召喚ではないため、一度隙を見て正規召喚しておいた方が良いです。シュトラールからでるのが2枚、正規召喚する分が1枚といった感じ。
シンクロ
とりあえず《混沌魔竜カオスルーラー》を立てるところから始まります。蘇生もしやすいためディンギルスやシュトラールの融合の素材となります。
ディンギルスの素材とすることで、除外デメリットを回避できます。
《PSYフレームロード・Ω》により除外した《ドラゴンメイド のお片づけ》等を再利用できます。
《ドラゴンメイド のお片づけ》は通常罠であるため、墓地効果も相手ターンに使うことができ、ドローフェイズに使っておき、スタンバイに墓地へ戻すなど、色々便利です。
単純に「ドラゴンメイド」と相性の良い 《仁王立ち》を採用する場合は、さらに輝くカードです。
《サイバース・クアンタム・ドラゴン》はライフを一気に取りたい際や対象耐性、破壊耐性持ちに対応するためのカードです。
残念ながらドラゴン族ではありませんが…。
レッドデーモン・アビスはルーラー+ヴェーラーで作ります。チューナー蘇生のために《幽鬼うさぎ》を採用するのもあり。カオスルーラーの蘇生コスト、サーチ対象となります。
エクシーズ
安定と信頼のディンギルスを採用しています。
カオスルーラーとレベル8ドラゴンメイドで作ることができ、比較的容易にエクシーズできます。
対象を取らない墓地送りという最上級の除去を行え、破壊耐性も得られるため、非常に有用です。基本的にハスキーで割れないカードを割りに行きます。
リンク
リンクは比較的オーソドックスです。
- クロシープ
- 天球の聖刻印×2
- トロイメア・フェニックス
- ヴァレルロード・ドラゴン
やはり《天球の聖刻印》は強く、破壊以外の除去と《ドラゴンメイド・チェイム》へのアクセスを兼ねます。
相手ターン限定とはいえ、対象を取らないバウンスというのがあまりにも強く、先行ではこれを立てることを意識します。(リリースを介するため、墓穴の指名者で無効にされてしまう点はネックですが……)
《クロシープ》は語るまでもないですね。
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「ドラゴンメイド」は融合テーマであり、レベル4以下ドラゴンメイドモンスターは全て特殊召喚時の効果を持っているため、それらを誘発できるクロシープはかなり相性が良いです。
ヴァレルロードは対象を取らない除去、フェニックスはバック除去と《ドラゴンメイド ・ハスキー》 で対処できない範囲をカバーするカードです。
カオスドラゴンメイド デッキの回し方
基本的には普通の「ドラゴンメイド」の回し方を意識します。
純ドラゴンメイド にも言えることですが、とにかく《ドラゴンメイド・チェイム》にアクセスするのが最優先です。
ドラゴンメイド魔法罠は強力なものが多く、初手で足りないカードにアクセスしに行くためにもいち早く《ドラゴンメイド・チェイム》にアクセスすることを求められます。チェイムは融合モンスターを含む最上級ドラゴンメイド全てに変身可能なため、毎ターン出力することを意識します。
最初は《ドラゴンメイドのお心づくし》で展開と墓地肥やしを行い、隙を見て《ドラゴンメイドのお召し替え》をサーチしてドラゴンメイド 融合体を立てます。
除去は基本的に下級ドラゴンメイドの変身効果に合わせてトリガーする《ドラゴンメイド・ハスキー》の効果で行います。
ハスキーはモンスターに対する破壊しか除去手段を持ち合わせていないため、これで対応できないカードに対しては各種エクストラモンスターで対応していくといった流れです。
《ドラゴンメイド・シュトラール》は緩い融合素材の割りになんでも無効効果を持つため妨害が行え、その処理の一環として《ドラゴンメイド・ハスキー》を出力できるのは非常に強いです。積極的に出していきます。
スタンバイフェイズの蘇生効果はハスキーと違い、単体で機能するため、融合を通せばそのまま条件を満たせます。
《ドラゴンメイド・シュトラール》の効果で出た《ドラゴンメイド・ハスキー》は蘇生制限を満たしていないため、シュトラールの蘇生対象としてはもちろん、チェイムの変身先としても用意するため、《ドラゴンメイド・ハスキー》は一度正規召喚しておくべきです。
このデッキでは、《混沌魔竜カオス・ルーラー》を立てて墓地肥やしをすることがコンセプトとなっていますが、カオスルーラーの墓地肥やしとサーチには運が絡みます。とはいえ、そこもまた一興と考えるのも面白いかと。
一度カオスルーラーのシンクロが通れば、各種素材として使いやすくなります。墓地も肥えるはずなので、それによって
ドラゴンメイドは後半召喚権が余るため、そこで《サイキック・リフレクター》を通常召喚し、シンクロを狙います。
採用を考えたカード
仁王立ち
自分で場から離れることができる「ドラゴンメイド」ととても相性が良いカードです。墓地肥やしとも相性が良いため、採用を考えましたが、仁王立ちΩはフリーで使うには凶悪なきがするため不採用。
月華竜ブラック・ローズ
破壊以外の除去をもつレベル7シンクロ枠。光属性ドラゴン族でもあるため、相性は良いです。シュトラールの素材にもなれる。
戦闘を介するとはいえ、対象を取らずに除去できるクアンタムを優先したため不採用。
迷い風等
端的にいえば、ヴェーラーと役割がかぶるため不採用。このデッキはあまり打点には困らないため、戦闘補助はあまり必要はないと考えます。
とはいえ魅力的なカードではあるので採用はありだと思います。墓地肥やしをもっと振り切ってエルドリッチとか採用するのも面白いかもですね。
さいごに
今回は《サイキック・リフレクター》ギミックを利用し《混沌魔竜カオス・ルーラー》を採用した「カオスドラゴンメイド 」デッキの紹介でした。
あまり特別なことをやるデッキではないですが、基本的な動きはオーソドックスなドラゴンメイドに添いながら、それに加えてシンクロ体の強力な効果で押していくデッキです。
ドラゴンメイドはかなり強いデッキですが、今回は割り切ってフリー用として組んでみました。
様々な召喚法を使えるため非常に楽しいですよ〜。