空華 ー 日はまた昇る

小説の創作が好きである。私のブログFC2[永遠平和とアートを夢見る」と「猫のさまよう宝塔の道」もよろしく。

いのちと愛

2020-03-07 10:34:40 | 文化

 

都会に住むと
忘れることがある
物が愛と慈悲の現われであることを

町には愛がないだって
君のいる「今、ここに」愛があるじゃないか
人が息をしたいと思わなくても
空気という愛の塊が人の口に入るではないか
いのちを助けるために、

喉が渇けば
小川が愛の竪琴を奏でるではないか
人工のものでも、ペットポトルがある、そこに労働という愛が君の喉の渇きを助けてくれる

お腹がすけば
人は多くの人の労働によってつくられた食物を口に入れることが出来る
これを愛と言わないのか

昔、蘇軾という大詩人が谷川の音を聞いて、そこに仏の説法を聞いたという

金を出すから、食物が手に入る
その通りではあるが、愛を見落としては、仏の説法を聞けないのでは

確かに悪はある。悪はうんざりするほどある。
心の中にも外にもある。
しかし、悪と戦うことにこそ、魂を磨き、さらに深い愛を知ることになるのではないか

地球の回転は
季節の恩恵を人に与えてくれ
自然は人に感動を与えてくれる

そして、死はポエムだ
秘密の花園のように、科学でも手出しは出来ない
直観で、いのちの秘密の世界に入ることが出来る

例えば、美しい花を見る
花のいのちを、その色彩の中から読み取る
花はやがて散るけれども
それは無といういのちに入ったということである。
無一物は生きている

 

見上げてごらん夜の星を(坂本九)・東北のみなさんへ - kyu sakamoto


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