空華 ー 日はまた昇る

小説の創作が好きである。私のブログFC2[永遠平和とアートを夢見る」と「猫のさまよう宝塔の道」もよろしく。

春の旅

2020-03-02 13:41:06 | 文化

外は春の気配が濃厚だ

青空と優しい陽射し

それでも身体の痛みとかコロナウイルスとか

外の散歩が頭に浮かぶと、春のサタンが邪魔をする

ふと、聞く美しいヴィオロンの音色

今ここに非日常の美がある、浄土がある

 

何も外だけが春ではない

家も春なのだ

温度計を見てごらん

玄関には木蓮の白い花が咲いている

慈悲と愛という言葉が浮かび

詩を書き始めた

古今東西の大詩人の生涯を想い浮かべながら

 

満月と星

そして月と酒を歌った李白

旅に出て、家族を思うせつない心の杜甫

あちこち放浪し、子供達と遊ぶ良寛

 

あれから、百年、千年と月日がたち

今も、私は永遠の列車に乗っているのだろうか

 

あ、藤の花の並ぶ街角が見えるではないか

そこから飛び立つ鳥の群れ

青空には城のような白い雲

 

あ、落ちるような巨大な銀河が見えるではないか

あちこちの闇から、白く輝くUFOが飛び立っている

そんな魔法のような出来事があるのだろうか

 

それでも、ここは幻のような列車の中

私もこの旅を昔の詩人のように、楽しもう

 

【久里山不識より】

アマゾンより「霊魂のような星の街角」と「迷宮の光」を電子出版

【永遠平和を願う猫の夢】をアマゾンより電子出版

 

水岡無仏性のペンネームで、ブックビヨンド【電子書籍ストア学研Book Beyond】から、「太極の街角」という短編小説が電子出版されています。

 

ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作) ショパン / 辻井伸行



コメントを投稿