人は、 幸福という所に住むことはできない。
何故なら 幸福は現実に存在する場所ではないから。
多くの人間は 幸福になりたいと思っている。
そして、幸福になる為に多くの富を得ようとし
地位、名声を得たいと奮闘する。
つまり多く持てば持つほど
幸福になれると、信じている。
では、物の量や質、
贅沢な暮らしが
幸福の条件だろうか?
幸福とは、
その人が幸福だと
感じる事ではないのか?
その人の感性、人格が
自身の幸福を
決めるのではなかろうか。
そうだとしたら
幸福の条件は自分の外にあるもの、
自分が獲得するものの多さとは関係なく、
自分の内側に初めから備わり
自身の人格となっているものではないだろうか。
アルトゥル・ショーペンハウアー : ドイツ哲学者
1788年2月22日 ~ 1860年9月21日
宝島社: 「ショーペンハウアーの言葉」から抜粋。
前回思いつくまま書いた
幸せ論の続き。 図書館で
見つけた文を抜粋。