観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

石の教会・内村鑑三記念堂(軽井沢その5)

今回は、晩秋に訪れた軽井沢の旅の続きです。

久しぶりに訪れた軽井沢で、ぜひ見学したかったのが「石の教会・内村鑑三記念堂」でした。

この教会は、明治・大正期のキリスト教思想家・伝道者である内村鑑三(1861~1930年)の功績を称えるために建てられたもの。

場所は、中軽井沢の星野エリアにあるホテルブレストンコートに隣接して建っています。

実際に訪れてみると、星野エリア全体に沢山の観光客や宿泊客などが溢れていて、大変な賑わいでした。

「石の教会」の入り口まで行くと、イベントが行われているとかで中には入れません。

しばらく待っていると、教会へのアプローチ部分からの遠望ならOKとのこと。

アプローチは壁面まで石造りで、まるで欧州の城壁のような造りでした。

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なかなか絵になる、インスタ映えしそうなアプローチですね。

その途中から「石の教会」が遠望できました。

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見えたのは細長い石造りの構造物ですが、とても教会には見えなかったですね。

地上が礼拝堂で、地下が記念堂となっているそう。

この独特のフォルムを設計したのは、米国人建築家のケンドリック・ケロッグで、1988年に竣工しました。

無教会主義を唱えた内村鑑三に従って、信仰や形式にとらわれない教会だそう。

また「神が創造した天然こそが祈りの場である」という内村の思想から、光・水・木・石・緑という天地創造の5大要素(旧約聖書)全てを取り入れた設計となっているとか。

訪れた日は終日イベントがあって、残念ながら内部の見学ができませんでした。

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ここには、また日を改めて訪問したいと思っています。


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