自分を責める理由 | 私も一緒に連れて行って

私も一緒に連れて行って

夫と死別。ふたり家族でした

夫が倒れた日に着ていた服を抱いて寝ると夫の夢を見ない。

ふとそう思った。

「この服を来た日は良い日じゃなかったもんね」と

ベッドから撤収。昨日、洗濯をしてしまうことにした。

そして他の服を抱いて寝た今日、夫の夢を見た。


夢の中の夫はいつも見る夫と違った。

行動がおかしくて落ち着きが無い。

お世話になった先生に「あんた」と言っている。

何故か私は「またか」と思いながら

「パパ、もうあっちに行こうね」と夫を促す。

そんな夢を見た。


夫の入院中、後に出る後遺症が本当に心配だった。

倒れた日、夫が最初の治療をした状態を見て

これからは私が一緒に仕事に行き介助しよう。

助かる。良かった。

そう思った。

でも違った。

医師は

夫は自分を自分と理解出来なくなる。

目の前の物が何か分からなくなる。

寝たきりかもしれない。

そう言った。

それはどういう事なんだろう。

どうなるんだろう。

夫が亡くなってしまうとは思っていないのだから

先の事を考えた。

私に介助や介護は出来るんだろうか。

何年も。私に・・・?

その時の自分の考えが今も私を責める。

私は逃げ出したくなるんじゃないか。

夫を好きだと言っているのに

変ってしまった夫を目の当たりにして

面会する日も少なくなってしまうんじゃないか。

自分が何の為に生きているのかって考えてしまうんじゃないか。

今でも夫に「そんな事を思ってごめんね」と謝っているけど

その時のそういう思いは多分この先ずっと私を責め続けるだろう。


今日の夫の夢は医師から言われた様な状態では無かったけど

夫は私の知る夫では無かった。別人だった。

夫の危険な、奇抜な行動から目が離せない。

そんな夢だった。

でも私は夫から離れたいとは思わず始終心配し

側にいた。夫を好きだという気持ちもあった。

でもこれは夢。

今日は夫の夢を見ても嬉しくなかった。

あの時の自分の事を考えた。起床から夫に謝った。

なんかあれから自分も変ってしまった感じがする。


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