義母は私の手紙をどんな気持ちで読んだのか・・・
私は義母の「遺言書を書いて」という言葉ばかりが気になって
自分の書いた手紙の内容がかなりきついものだと想像出来なかった。
きつい言葉や冷たい言葉を投げかけた訳では無いけども
私が死んだら・・・と何度も書いてしまい
私自身の死を匂わせてしまうものだった。
義母は自身が言った言葉で
私にそんな事を考えさせてしまったのだと狼狽したようだ。
手紙を読んでから、すぐに書いたのであろう返信が速達で届いた。
義母の字は大きめで、便箋が何枚にもなり
そこには何度も何度も謝り、謝罪の言葉で埋め尽くされていた。
最後は
もも夫の遺した物はももこのさんの
自由にしてください
と締めてあった。
義母はどんな思いで書いたのか
読みながら泣けてきた。
息子を亡くした人に
悲しみの中にいる高齢の人に
こんな手紙を書かせてしまった。