お悔やみと請求 | 私も一緒に連れて行って

私も一緒に連れて行って

夫と死別。ふたり家族でした


先日「お元気にやっていらっしゃる?」と電話で言葉をかけてきた方・・・

この方、夫が亡くなったその日にメールを送ってきていた。

それをなんと、昨日気付いた。

趣味関係の人専用のメールなので

夫が倒れてから一度も開くことが無かった。

昨日、ちょっとした用事で開くまで

この女性からそんなメールが来ていたなんて知りもしなかった。

去年のあの日に開かなくて良かった。

昨日知って良かったと心から思う。

そのメールには

簡単なお悔やみの言葉と

趣味の会費を払ってくれという内容が書かれていた。

衝撃だった。

人が亡くなった日にお悔やみの言葉の後に・・・衝撃だった。

「ご主人が本日お亡くなりになられて突然のことで驚いてます。
大変残念です。

○○会の継続をぜひお願いします。
もしも続けられるなら6月末までに会費の5000円をお振り込み下さい」
                               
省略しているけどこんな流れ。

しつこいけど、衝撃だった。

もしも私がこういう死別という経験をしていなかったとしても

友人ではない知人の家族が亡くなったその日にはメール自体送らない。

自己満足の為にお悔やみの言葉をメールしたとしても

お金の請求まではしない・・・

いや、出来ないと思う。

この趣味の会費は積み立てみたいなもので

急いで振り込まなくては困窮するようなものでは無い。

とにかく急ぎでは無いという事をよく知っている。

どう考えても、その日に亡くなった家族に送る言葉に不適切であり

お悔やみの言葉に続くものでは無いだろう。


60代後半か70代に入った頃の人で

それなりに社会で生きている人である。

それでもこの感覚かぁ・・・

これは経験未経験に関係無く、人としての話しだと思うんだけど。


もしかしたら、私が夫に関して

繊細に感じ過ぎているのか。

誰かが発する言葉一つ一つに敏感になっている。

いや、でもあのメールは無いだろう。

1週間後でも良いんじゃないか?

通夜葬儀の最中に振り込みに行かせるっていうのか・・・


本当に昨日気付いて良かった。

これ、もしも去年のあの日にまかり間違って開いていたら

この女性にとんでもない言葉を吐いていたかもしれない。

そして先日の電話でも、何か言ったかもしれない。

メールを読んだすぐ後に私の口からとんでもない言葉が出て来たから。

昨夜、この事をブログに書こうとしたんだけれども

怒りのせいで、冷静さに欠ける言葉が羅列したため止めた。


しかしねぇ、まったく・・・

趣味関係の人達のほとんどは常識的な人なんだけどな。

沢山いたら色んな人がいるものだ。
 

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