台風19号の被害に遭われた方へお見舞いを申し上げます。
知らなかったのですが、昨日の試合会場の横浜国際総合競技場は鶴見川の流水量制御の遊水池の上に建設されているそうです。
実は姪っ子が鶴見川のそばに住んでいて、一昨日の晩も鶴見川が氾濫したら避難すると言っていたのですが、横浜国際総合競技場の遊水池のおかげで避難せずに済んだようです。
普段駐車場として使用しているスペースが、災害時には水をためるスペースになる。
スタジアム自体は1千本以上の柱に支えられた人工基盤の上に立つ「高床式」になっていて、川の水が遊水地に入っても大丈夫なようです。
その為、今回の台風で3試合が中止になる中、競技場自体は問題なく使用できたようです。
もちろん、その陰にはスタッフの方のいろいろな努力があったそうですが。
たとえば、駐車場の清算機や自動販売機は事前に撤去していたようですし、グラウンドのコンディション調整などもされたでしょうし。
大会開催用の看板やいろんな準備物も、台風対策のために一度撤去し、台風通過後に再設置されたようで、強風の中、スタッフの作業する動画がツイッターにアップされていました。
そんな中、行われたラグビーワールドカップ日本対スコットランド戦。
日本代表は日本中のファンの声援に見事に応えてくれました。
試合開始早々、スコットランドに先制され、少し落ち込みましたが、すぐその後に取り返し、その後逆転、追加点で前半終了。
これ以上ない、理想的な展開でした。
特に逆転したプロップの稲垣、代表初トライ、ほんとに素晴らしかった。
常に身体を張って、ボールのそばの厳しいところに居続けたことが、このトライを生んだのでしょうね。
本人は笑ってないと言ってましたが、間違いなくうれしそうで、少しだけ顔がほころんでいたように見えました。
トライ後にぐるっと回転して、微妙にガッツポーズのように右手を控えめに上げていましたし。
次の試合もたのみます。
後半開始早々も福岡の2トライ目までは楽勝ムード。
このままいけ-!!!と思っていたのですが、さすがスコットランド、簡単には終わらせてくれませんでした。
そら、このままの点差ではティア1のチーム、故郷へ帰れませんわな。
2トライ2ゴールで7点差まで追いつかれて、そこから試合終了までの長かったこと。
アイルランド戦と同じで、リードしていると、時計がなかなか進みません。
何度かあったピンチもなんとかしのいで、本気の宿敵スコットランドに初勝利。
(遠い昔の宿沢ジャパンの時にスコットランドはテストマッチと認めていない試合で勝ったことはありますが。)
前回ワールドカップの雪辱を見事に果たして、プール戦1位でノックアウトステージ進出。
ほんと、強くなりました、日本代表。
願ってはいましたが、全勝の1位でプール戦を突破するとは。
目標としていたノックアウトステージ進出と8強以上の一つ目はクリア。
今後は、日本ラグビーの歴史を書き換える作業が続きます。
この勢いで、次戦の南アフリカにも勝つで。
過去の対戦成績、1勝1敗の五分やし。
決勝戦まで、ジャパンのレプリカを着て応援させてください。