全40試合中、台風の影響で3試合が中止になり、37試合が開催されました。
そのプール戦も10月13日の日本対スコットランド戦が最終戦。
じつは今朝、やっと全37試合を見終わりました。
24日で37試合。
これだけの試合を短期間に見たのは生れてはじめて。
しかも、どの試合もとても良い試合でした。
「試合の勝敗が決まっていても、最後までおもしろいのはラグビーだけ。」
Jスポの解説者、藤島大さんが放送の中でそう言っていましたが、確かにその通り。
例えば、最終日のウェールズ対ウルグアイ戦もそんな試合でした。
ランキング2位のウェールズ相手に18位のウルグアイがなんと1点差で、前半終了。
後半にウェールズに得点差を広げられて、ほぼ勝敗が決まってからも、ウルグアイのあげたトライに大歓声。
試合終了のホーン(日本本大会はどらです)が鳴ってからの5分間の攻防も見ごたえあり。
勝敗よりも、互いの意地と名誉のぶつかり合い。
勝敗が決まってもノーサイドの笛が吹くまで戦い続けるなんて、しかもそれが手に汗を握る戦いですから。
日本対スコットランド戦はこの試合と比べると、日本が少し卑怯でしたが。
最後に時間稼ぎをするなんて。。。。。
って、相手にボールを渡すと得点される可能性が高いので仕方がない。
日本代表は何としてもスコットランドに勝ちたかったので、なりふり構っていられない。
これも、過去に強豪国から同じことを何度もやられてきたことへのお返しですが。
ほんとに、日本代表は過去、何度も相手に時間稼ぎをされて悔しい思いをしてきました。
実は、こんな風に時間を使って、スコットランド相手に試合終了を待つ日が来るなんて、夢のようでした。
逆にそんな戦いもラグビーなのですね。
個人的にプール戦の試合の良かった試合上位3試合を勝手に決めてみました。
1位 日本対アイルランド戦
2位 ニュージーランド対南アフリカ戦
3位 フィジー対ウルグアイ戦 です。
1位の日本対アイルランド戦は、ほんとに感激しました。
まさか、ほんとに、アイルランドに勝つなんて。
スコットランド戦は、絶対勝つし、勝てると思ってしまえるようになった試合でした。
日本中をラグビーワールドカップへ注目させた戦い。
(正直、こんなに盛り上がるとは思っていませんでした。)
2位のニュージーランド対南アフリカ戦は過去、何度も対戦している強豪国同士。
お互いの強さをいかんなく発揮しながらも、完全に手の内はさらけ出さないような試合。
やっぱり両国共にノックアウトステージの決勝戦でもう一度戦うつもりです。
(日本が南アフリカに勝つので、そんなことにはなりませんが。)
僅差でニュージーランドが勝ったのはさすがです。
開幕早々の試合だったので、あまり話題にはなりませんでしたが、日本代表の対戦相手が決まるかもしれない試合。
正直なところ、プール戦、日本代表はよくて2位通過と思っていたので、相手はニュージーランドかあ、と思った試合でもありました。
日本代表にとっては、南アフリカの方が組みしやすい相手だと思います。
スーパーラグビーを見ていても、南アフリカとオーストラリアのチームにはもしかしたら勝てるかもと思わせることがたまにあります。
(たまに、勝ちます。)
ニュージーランドのチームにそれを感じたことはほとんどありませんし。
3位のフィジー対ウルグアイ戦は、もし日本がアイルランドに負けていたら、間違いなく最大の話題になった試合だと思います。
調子に乗らせたら手の付けられないフィジー代表。
強い時には強豪国にも勝てる力を十分備えたフィジー相手に、トライ数では負けても点数を取って3点差での勝利。
中3日で次の試合だったフィジーには厳しい日程の試合だったこともありますが、13日のウェールズ戦でも見せていた、ウルグアイのフィットネスの強さ、当たり負けしないディフェンス。
この勝利はフロックではなく、間違いなく強いチームに育っていると思いました。
もしかしたら、日本代表の次にきつい練習に耐えてきたのかもしれません。
それにしても、10月20日の日本対南アフリカ戦が楽しみです。
今の日本代表の勢いなら、勝てます。勝ちます。
その前の、19日、ノックアウトステージ初日に見られるとは思っていなかった、ニュージーランド対アイルランド戦。
こんな対戦が日本で見られるなんて。
ほんとに夢のようです。
11月2日まで、日本では二度とみられないような、素晴らしい試合がまだまだ続きます。
ラグビーワールドカップ日本大会、最後の決勝戦まで、楽しみましょう。
↓ニュージーランド オールブラックスのワールドカップレプリカジャージ