えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

テスラの目論見

2020-09-28 | 車関連
とうとう来たか、という感じです。
私に予想などできるわけもありませんし、まったくの門外漢です。
しかし、あの高額車しかラインナップしていない小さな新参メーカーが2019年に36.7万台を売ったという。
日産やVWのEVと比較して、おおよそ4倍の量が売れていることになります。
イーロンマスク氏は、50万台/年が視野に入ったとみているそうです。
スバルの2019年の販売台数が100万台ですので、いかに売れているかが分かるかと思います。

この目標でさえ、控えめな数値なのかもしれません。
先日発表された、自社で開発したEVバッテリーで容量当たりのコストを半減させることに成功したという。
それを引っさげて、3年後にはガソリン車に対抗できる2.5万ドル(263万円)のEVを投入するとも。
これまでテスラは、パナソニックなどとEV用電池を連携開発してきたが、今回の開発は独自であるらしい。
容量当たりのコストを56%削減、航続距離は54%アップという。
カリフォルニアでの2035年ガソリン新車発売禁止は、追い風どころではないのでしょう。
こういった開発の目論見ができていての規制なのでしょう。
パナソニックの痛みが最小限である事を祈ります。

痛みといえばフランスで、タイアメーカーとして世界最王手であるブリヂストンタイアの工場を閉鎖する計画を打ち出したところ、大きな波紋を広げているらしい。
BSの言い分としては、欧州の生産拠点で一番競争力に劣る工場であるからとのこと。
創業から60年近い工場で、863人の労働者を抱えているという。
乗用車向けの低インチタイアが主力製品であるというこの工場ですが、中国メーカーとの価格競争の激化が原因であるもの。
政府や地元がリストラ案に猛反対をしており、ルメール経済相などは「ひどい方法でひどい結果をもたらすひどい決定」とまで言い放ったという。
オーデゥフランス地域圏のベルトラン議長とやらは「計画的殺人」なんてことまで。
その議長がテレビ出演した際に、BSはオリンピック公式パートナーでありながら、こうした状況下での閉鎖は五輪の価値観とまったく相いれない」とも。

この議長、2022年の大統領選出馬も視野に入れているらしく、政治的なパフォーマンスもあるのでしょう。
労務大臣が工場訪問したり、地元選出議員等らが労組幹部と協議を重ねているという。
コロナウィルスによる打撃は大きく、経済の冷え込みによる雇用不安の高まりが背景でしょう。
OECDの2020年の経済見通しで、フランスの成長率はマイナス9.5%とドイツ(5.4%)からみると大幅に落ち込むようです。
フランス政府が「雇用確保」といったものを盾に、民間企業の経営判断に口出しをするケースは過去に何度かあったと聞きますが、今回の発表から1週間も経たずに現職大臣が二人も現地へ足を運んだのは驚きであると言います。
それ程までに見通せないモノ(ウィルス)と対峙しているということなのでしょうか。

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