必殺の武器は民間人も使用可です『撃滅! ヤクルト戦隊』a-b | 白鴉(shiroa)のビバラムービー

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ヒーローがカッコよく使う必殺の武器。

でも、扱い方が簡単だったら別に民間人が使ってもいいんじゃないの?

 

しろあです。

 

使用して危険がある、特別な技術や知識が必要ということで、

ヒーローが使ってるのかもしれませんが、民間人でも扱える敵を倒す為の殺傷兵器ができれば、

怪人に対する防衛力はとても増すと思うのですが。

 

そんなことを思わせる『ヤクルト戦隊』の第2話。

 

では、いってみましょう!

 

 

 

 

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>Story a-b : 撃滅! ヤクルト戦隊

富士の樹海を衛星画像で見ると、相変わらず黒い穴がぽっかりと空いたように見える。
悪の組織はその後動きを見せていないが、何か恐ろしいことを企んでいるのだろうか?
近くまで散策した登山家の話を聞くと、黒い壁が20mほどそそり立っているらしい。
ただその黒がなんなのかはよく分からなかったらしい。
命の危険があるかもしれない。そう思うと登山家はあまり近くには寄れなかったのだ。

急ピッチで進められていたヤクルト戦隊であるが、ようやく形になった。
プロトタイプを経て正規版のヤクルトマンが誕生し、ヤクルトガンも増産が進んでいる。
より強力な敵に太刀打ちできるよう新たなヒーロー開発も進んでいるのだ。

そんな折、樹海の黒い丸から小さな黒い点が西に向かって飛び出した。
防衛庁のレーダーがそれを追ったところ、それは広島県広島市に着地したようだった。

直後、広島市ではパニックが起きた!
『ウェウェ、裁縫針はみんなみんないただくぞぉ!』
ウェルシュが現れたのだ! しかもその数3体!
このまま裁縫針がウェルシュに奪われてしまえば、日本に裁縫針が流通しなくなってしまう。
そうなると、我々日本人の生活に不便をきたすことになってしまうぞ。

「ヤクルトマン、ヤクルトマンはまだなん?!」
子供が悲痛な声で叫んでいる。ウェルシュは裁縫針メーカーの工場に押し入ると、
倉庫から裁縫針の詰まった段ボールを奪い始めた。
そこへ!

「これ以上の悪事は許さないぞ!」
そこには3人の影が!

『お、お前たちは、もしやヤクルトマン』

赤い特殊スーツの男がポーズを決める。
「ヤクルトマン!」
青い特殊スーツの女がポーズを決める。
「ヤクルトLT(エルティー)!」
赤い特殊スーツの額にダブルの文字がやや痛々しい男がポーズを決める。
「ヤクルトW(ダブル)!」

『3人合わせて、ヤクルト戦隊!』
ポーズが決まった。
バンドマンが勇壮なテーマを吹き鳴らす。
そこへヤクルトLTがウェルシュを指差し言った。
「あなたたち、撃滅してやるわ!」

3人はジャンプしてウェルシュたちの傍に降り立つと、素手で攻撃を仕掛けた。
しかし攻撃はほとんど効いていない様子だ。むしろウェルシュの攻撃におされている。
基本的な身体能力はウェルシュに敵わないのか?!

「LT、W、お前たちはヤクルトガンを準備してくれ、ここは俺が引きつける!」
ヤクルトマンはひとり3体のウェルシュと対峙した。
当然ボコボコにやられる。

LTとWはまわりに集まっている市民に呼び掛けた。
「みなさん! ヤクルトを! ヤクルトを分けて下さい!」
宇都宮の悲劇を知っているみんなはすでにヤクルトを手に持っていた。
ヤクルトガンにどんどん注入される。
「でもどうしよう。わたしとWでヤクルトガンを持つと、ひとつ余っちゃうわ」
「俺はダブル、二丁拳銃で打ち砕くさ!」
「無理よ。あなた昔っからそういうの不器用だったじゃない。ちゃんとガンは両手と脇で固定しないと危ないわよ」
「う~ん、じゃあ、誰か一般人に手伝ってもらうか」
二人が困っているとそこにひとりの初老の男が現れた。
「私にやらせてください」
それは広島市長だった。まなざしは市民を守る決意で漲っている。
「わかりました。お任せします!」
LTは応えた。

ヤクルトマンは真っ赤に染まっていた。
特殊スーツは破け、その隙間から潰された腕、足からシミ出てきただろう血が流れ出ているのだ。
ふらふらしてるが、なんとか立っている。まだ、生きている。

「準備完了よ! ヤクルトマン、どいて!」
ヤクルトマンがその声を聞いて、その場に倒れた。こと切れたようだった。
「くらえ! ヤクルトガン!」

 3人のヤクルトガンからまばゆいプラズマがはしり、ウェルシュをとらえた!

その瞬間ウェルシュは爆発した。
「やった! ヤクルト戦隊の勝利だ!」
すぐにLTはヤクルトマンの傍に駆け寄った。
特殊スーツを脱がすと、青年はすでに息はなかった。
その映像を見ていた山本官房長官は絶句した。

それは彼の二男、山本次郎であったのだ。

ともあれ、また日本の平和は守られた。
ありがとう、ヤクルト戦隊。そしてさようなら、ヤクルトマン!
 

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そろそろパターンが分かってきましたね。

でもこの後の展開はさすがに予測付かないでしょうなぁ。ふふふ。

 

よく考えたら私はヒーローものってほとんど見たことなかったなぁ。

 

では、次回もお楽しみに!

 


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