百年文庫『瞳』より。
しろあです。
モーパッサンって名前は聞くけど、作家なのか作曲家なのか絵描きなのかよく分かってませんでした。
どれもありそうですよね。
これは小説家、モーパッサンの作品です。
ではコピペ。
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百年文庫『瞳』③
モーパッサンの『悲恋』。
駅馬車で同席した物達が退屈紛れに恋の話に花がさく。
昔はさぞモテただろうとその雰囲気を感じる老人が標的に。
過去の恋愛を語ってほしいとのリクエストに応えるが、
「これは悲しい話だよ。もう誰もこんな悲しい思いをすることが無いことを願うよ」と前置きして語り始める……
老画家が若い頃、絵を描きながら旅をしていた。
当時は二枚目でよくモテた。
旅先の宿屋で女の子と仲良くなることがよくあり、その一人に30歳をすぎてまだ恋を知らない女性がいた。
なんとなく居心地のよい宿で長滞在している間、何度かデートを重ねるうちに親密になっていく。
が、ある日宿屋の若い女性とキスをしているところを見られてしまう。
翌日女性の姿が見当たらない。そこに井戸の水が枯れてしまったという話が飛び込んできた。
井戸を確認しに行くと、底に女性の姿が。
井戸から引き上げ女性を葬る描写が非常に物悲しく痛烈に胸を打ちます。
老人の悲恋を聞き、旅の道連れは胸を打たれ、誰もが言葉を失ったのであった。
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女の子にモテることでいい気になっていた若いころ、その時に女性の死に触れ後悔し、
老人はその後、心を改めたのでしょうね。
作品の好みは分かれますが可もなく不可もない作品といったところでしょうか。
私はそもそもあまり好きなテイストではないので、自業自得だな、と切り捨てちゃうのですが。
百年文庫には美しい悲恋を描いた作品がたくさんあるので、そちらを読んだ方がいいと思います。
……すんません、タイトルは出ないんですけど、過去の記事を遡るとどっかで出てきますヨ。
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