熊本から気ままに山と自転車のブログ

洞口橋

洞口橋
2020/6/26(金) 曇/晴

天候は曇り/晴れ、最高気温31°と真夏日だったが、午後13時から山鹿市菊鹿町の山鹿市指定文化財洞口(とうぐう)橋探訪ポタリングに出る。
家を出るときは曇天だったが、行程のほぼ半分を太陽に照らされ、暑い一日になった。

山鹿市菊鹿町の上内田川沿いを、石橋を探しながら進む。前田堰辺りまで来て、橋は江戸時代中期の架橋だから長スパンの橋ではない、本流ではなく支流への架橋であろうと見当をつけるがそれらしい地形にたどり着けない。やむなく地元の人に尋ねると「あんずの丘」への上り口に近い所らしい、とのことでUターンする。
「あんずの丘」への上り口は何か所もないので、西側から上る方向へ進むと、道の右側の小公園の中に洞口橋(写真1参照)はあった。


元右岸側?から橋(写真2参照)を見る。


元左岸側?に廻り橋(写真3参照)を見る。


近づいて見る(写真4参照)


山鹿市指定文化財「洞口橋」の説明板(写真5参照)
「この橋は、安永三年(1774)、下内田の石工仁平が架けたもので、熊本県内最古の石橋といわれています。この石橋の架け方はリブアーチ式と呼ばれる珍しい方法で、細長い石を長軸方向に並べつなげて架けていくものです。天明二年(1782)、仁平が阿蘇郡南阿蘇村(旧長陽村)に黒川橋(橋場橋)を架けましたが、その試作的な意味で作られたものと考えられます・・・平成五年六月十八日の洪水により流され・・・」とある。


上流方向20mの位置にコンクリート橋があるが、その橋下に石橋の基部(写真6参照)が残る。


左岸側基部(写真7参照)


右岸側基部は草に隠れて写真では見えない(写真8参照)が、写真右側の草の裏側にある。


この後、仁平の墓碑があるらしいので「あんずの丘」に上るが、発見できずに帰途に就く。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)→32km前田堰33km→熊本(自宅)
所要時間5時間(実4時間) 総計65km 走行累計34,457km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

コメント一覧

asotakadakedake1592
Re:romajin-daさんへ お早うございます。
コメント有難うございます。
幕末まで後百年と云う時代、熊本市天明町の干拓もこの頃です。この橋がこの形状そのまま使われたか、上に板を渡して使われたかは知りませんが、その後の石橋の歴史に繋がる貴重な歴史遺産と思います。丸木橋は、雨に濡れると滑り転落等の事故多かったのではないか、又、橋そのものの流失も多かったのではないかと思うと、石橋の出現は画期的な生活の変革になったと想像します。自転車くま
romajin-da
お疲れ様です
リブアーチ式の橋は珍しいですね。
移設して平地に復元されていますが、平地にあると異様な形にも見えます。
何だか昔見た映画、エイリアンの宇宙船のようです。
熊本は見どころが沢山あって楽しそうですね。
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